今月新しい文庫が出ますよ(日記)

死神と心中屋

誰もが匙を投げる質の悪い悪霊も、たった一晩で成仏させてしまう――霊を抱きしめて眠ることで除霊する、異端の霊能力者・伏原。厄介な案件に限って現れるのは、現場から遺品を収集する古物商の吉岡だ。「死人なんかと寝ないで、僕にしときなよ」と会うたび口説いてきて…!? 霊を誘惑して成仏させる「心中屋」と、現場で必ず死人が出る「死神」――災厄級のコンビが挑む、前代未聞の悪霊退治!!
イラスト:兼守美行

徳間書店キャラ文庫から4/27頃発売予定。
書影はまだです(記事公開現在)

書店さんの特典について情報が出たみたいなので、おしらせの方もあとで更新しておきますね。


Amazonのあらすじは、編集さんの苦労がわかるざっくりしたもの…なので、多分書影と一緒くらいに更新される気がします。

誰もが匙を投げる質の悪い悪霊も、たった一晩で成仏させてしまう――霊を抱きしめて眠ることで除霊する、異端の霊能力者・伏原(ふしはら)。厄介な案件に限って現れるのは、現場から遺品を収集する古物商の吉岡(よしおか)だ。「死人なんかと寝ないで、僕にしときなよ」と会うたび口説いてきて…!? 霊を誘惑して成仏させる「心中屋」と、現場で必ず死人が出る「死神」――災厄級のコンビが挑む、前代未聞の悪霊退治!!

あらすじちゃんとしたのがきてました。

まるっと一冊書き下ろしの、キャラ文庫さんではお馴染みになってきたちょっと不思議テイストです。
どんな怪異に遭遇しても自分だけは生き残って周りが死ぬので「死神」と呼ばれる古物商・吉岡(攻め・26歳くらい)と、幽霊に心中を持ちかけては自分ばかり生き残ることで結果的に霊を祓ってしまう死にたがりの青年・伏原(受け・23歳)のお話。
怪異大好き吉岡は心中屋と呼ばれる伏原のことも大好きで構い倒し、伏原はそんな吉岡のことを敬遠しているんだけど、何だかんだ一緒に霊現象の解決をする羽目になってます。
二人で一緒に幽霊屋敷に閉じ込められたり、小学校に閉じ込められたり、マンションに閉じ込められたりしつつ幽霊退治をするという、楽しいイベント盛りだくさん。
バディものといったらバディものなんだろうか。

特にキャラクターと絡むとかではないものの、設定的にはこの辺と地続きなんですが↓

僕の身体に巣喰う、強大な憑き物を祓ってほしい――18歳になったら憑き物の花嫁として孕まされ、殺される運命を背負う温。並みの術師では太刀打ちできず、一縷の望みで最後に縋ったのは、最強の憑き物落とし・陸海。「たとえ1億積まれても、俺は助けない」冷たく拒絶する陸海の元に、諦めず通い詰める日々。ついに根負けした陸海は、「このままじゃ寝覚めが悪い」と渋々引き受けてくれて!?
イラスト:ミドリノエバ


こっちは『憑き物』でどっちかっていうと化物とか妖怪の類い、心中屋は幽霊(死んだ人間の魂)を退治する系です。
伏原も吉岡もクセが強い感じのキャラなので、書いててすごく楽しかったな~。
不思議系大丈夫な人には読んでもらえると嬉しいです。霊が出てきますが怖くはないです。お話の雰囲気は「憑き物ごと愛してよ」と同じような感じ。

イラストはプラチナ文庫さんで書いてた狐のお話でお世話になった兼守美行さんです。美!


これはもふもふ系(?)です。お好きな方はよろしければお読みいただけると嬉しいです。
発行先のプラチナ文庫さんは残念ながらなくなってしまいましたが、電子書籍はまだあっちこっちで配信されてるみたいです。

「死神と心中屋」のいろいろ作業と先日の入院がどかぶりしてヒーヒー言ってたんですが(私以外の方たちの方がよっぽどヒーヒーしてたと思うので本当に申し訳ないですが)、そういえば「恋狐の契り」は何かでやっぱり入院してた時に急に思いついて書きたくなって、スマホのメモ帳にいっしょうけんめいプロット打ち込んでたなあ…というのを急に思い出した。あれは何で入院した時だっけ、みたいになるのが我ながら若干悲しい。
入院してる時はあたりまえだけどものすごく体調が悪かったり、大抵の場合猛烈な痛みに苦しんでいたりそれを和らげるための痛み止めや麻酔でボケーッとしてるから、あんまり創作はできなかったりするんですが、浮かぶ時は浮かぶもんだなと思った記憶。
今はすっかり病気の症状も治まって、また書きたいものあれこれ出てきてるんですが、何しろ入院のたびにガリガリ体力が削られているのでままならず、痛みで何も考えられない時より辛いっていうね。
ちょっとずつ椅子に座ってられる時間も増えているので、本当、書けるうちに書きたいものを書いておきたいなと改めて思いました。こう言うと重い病気にかかったと思われそうなので繰り返し記しておきますが、特に死ぬような病気ではないんですけども、しかしこう頻繁に入院してるとやっぱり時間は取られてしまうので焦るって話よ。
頑張って取り戻そう体力を。

仕事雑記

Posted by eleki