社交界の花・令嬢エディスは殺され、そして生き返った。
けれど殺される理由も、犯人のことも、何ひとつ覚えていなくて…?
19世紀あたりの英国風・ミステリー風です。そのようなものでありそのものではないんですがだいたいそんな感じ。
あらすじまんま、伯爵令嬢のエディスが何者かによって殺害されるものの、なぜか生き返り、しかも殺された時のことをまったく覚えていないので、「絶対犯人をみつけてぶん殴る」と決意しつつ、ゾンビなので「腐ったらどうしよう…」と毎日ハラハラドキドキしながら暮らしています。
成り行きで捜査を手伝ってくれる通りすがりの旅人、「君は完璧な死体だ!」と喜ぶ医者、心配する親友(たち)、ゾンビになった姉にビビる小心者の弟、そしてエディスが死んで生き返ったことで外聞が悪いと婚約破棄した元婚約者など全員が怪しく、謎は深まるばかり…。
長くなりそうなので雑誌一回では無理だろうということで、前後篇にしていただきました。
後篇は来年2月発売の春号に掲載予定です。
そしてイラストの! 夏乃あゆみさんが!
今回もすごいです…毎回組ませていただくたびに美しさと可愛さに身悶えしているんですが、初めてご一緒させていただいた少女向けでもまたすばらしくて泣けてくる。
【小説ウィングス秋号🌟9日発売‼️】渡海奈穂先生「伯爵令嬢ですがゾンビになったので婚約破棄されました・前篇」は英国風ロマンティック・ミステリー❤️ 令嬢エディスは殺され、生き返ったが、殺される理由も、犯人のことも、何一つ覚えていなくて……❓ 夏乃あゆみ先生描くエディスが美ゾンビです☺️ pic.twitter.com/9dYf28OjAs
— ウィングス編集部 (@Wings_Official) November 7, 2019
ウィングス公式Twitterより。
キャラクターのラフをいただいた時点でもう「な、なんかすごい」という感じだったんですが、カラーも(巻中カラーをいただきました)本文モノクロイラストも素敵すぎた。
表紙のけだるげなソンビ・エディスと冷たい感じのウィルフレッドの雰囲気がたまりませんね!! ドレスがかわいいよ〜。いや本当にこの設定にしてよかった。
医者も旅人も想像を軽く超える格好良さだし、親友も可憐で、ずっと眺めてしまいます。
とりわけボンネットつけたエディスの姿がえらいこっちゃ可愛いんですよ。
しかも後篇にもまたイラストを描き下ろしていただけるわけです、頑張ろう。
本当に毎度毎度イラストレーターさんに助けられての小説家人生です、絵の力ってすごいなあ!
そして夏乃さんから嬉しいツイートをいただいてマジ泣きしております。
【小説ウィングス秋号✨】9日発売
渡海奈穂先生
「伯爵令嬢ですがゾンビになったので婚約破棄されました・前篇」渡海先生のエディスゾンビがとにかく可愛い!
女子なら気にするよね〜死臭とか💖19世期ロンドンを舞台に
死を追うミステリーと婚約者とのすれ違い、
こちらも切ないです…! pic.twitter.com/XYDYSrjq9x— 夏乃あゆみ@11/4クリエイター祭り・11/9イラコミ魂 (@kanoayumi) November 8, 2019
今回は夏乃さんでいかがですか、と編集さんからイラストレーターさんのご提案をいただいた時、かぶせ気味に「ぜひ!」と声を荒らげてしまった。
特にカラーイラスト必見なので、ぜひぜひ雑誌で実物ご覧ください。
ポストカードとかにしてほしい…飾りたい…。