新型iPad(10.2)で小説は書けるか問題


まあ買ったわけですよ。

リンクは32GBですが、迷って128GBにしました。音楽も入れたいなと思ったので。

もともとiPadとiPad miniを持っていたんですが、なにぶん古くて、もはやアプリひとつ立ち上げるだけで分単位になってしまった。
たしかiPadは発売直後の初代を、miniは2代目くらいを買ったんじゃないかな。
主にWEB閲覧とKindleやhontoで買った本を読むのに使ったり、ゲームの攻略を調べるのに使っていたな。


左から初代iPad・iPad mini・新型iPad。新型をスペースグレイにしたらベゼルの幅がわからなくなったな。
写真が下手ですみません。白い左2つにくらべたらさすがに狭いけど、ベゼルレスの機種にくらべたらさすがに野暮ったいです。
 
古いiPadのどちらもまだ動くのは動くので、相変わらず読書用と、あとはテレビを見られるようにしたのでそれ用にしていました。
が、Fireタブレットを買ってからは存在を忘れ去っていた…。


Fireタブレットはアマプラ会員なので買わない意味がわからず、本を読んだりテレビを見たりゲームをするためにハードに使っています。

じゃあ何でiPadを買ったかというと、まあ新しいガジェットは何でもほしいんですよ!
とはいえ同居人(絵を描く人)が持っているiPad Proは私はオーバースペックすぎたので、「いいなあ」と思いつつそんなに必要性は感じなかったんですが。

ただ最近、小説などの校正が紙ではなくPDFで送られてくる割合が増えたり、なぜか手書きの作業が立て続けにやってきたりして、「タブレットで直接書けたら便利なのになあ」としばしば感じるようにはなっていた。
Fireタブレットでスタイラスペンだと、感度が悪くてちゃんと文字が書けない。
スマホで手書きも試してみたけどさすがに画面が小さすぎる。
PDFの編集ソフトを使ってもみたけど、手間が多い。
ペライチの修正などならそれもどうにかなるけれど、ある程度のボリュームがある場合は、やっぱりプリンターで刷り出した紙に赤ペンを入れて、スキャナで取り込んでPDF化して、ってやるのが一番効率良かった。

しかし今年、A3カラープリンターが壊れたんですよ。雑誌サイズのゲラも刷り出せて便利だったんですけど。
仕方ないのでモノクロレーザーでPDFを刷り出し→校正者の赤が黒になっちゃったのを見落とさないよう気をつけながらペンで赤入れ→スキャンして返送、ってやってたんですが、しばらくして今度はモノクロレーザープリンタまでもが壊れた。どうなっとんねん。

何もかも嫌になってiPadを買いました。

で、買うにあたって自分に言い聞かせたのは、「あくまで短篇の校正用・WEBや本の閲覧用である」ということです。
同居人のiPadで試させてもらったんだけど、文字組みした小説の校正紙PDFに文字を書き込む時、どうしても拡大しないと無理だったんです。読むのは快適なんだけど。
いちいち拡大→書き込み、ってやるのは、数ページの作品なら苦ではないけれど、数百ページの文庫の校正になると、私には無理だなと思った。

校正に関しては、マカーの小説家さんが数年前に「iPadでやってる」って言ってた記事をみかけていたんですが、今回その人の記事を探したら「今は結局紙に刷り出している、校正は紙が一番」っておっしゃっていて、「まあ、そうだよね」と。
1ページ目から順番に校正していくんだけど、途中で「前のシーンにも直さなければならない誤謬があった」とか気づいた時、そのページをサッとめくって探し出せないと、時間がかかって仕方がない。
「紙の方が誤字脱字が見つけやすい」っていうのは、単に慣れの気がするんで、あんまり気にしてないんですが。
読書の時もだけど、「大体あのあたりのページにあったあのシーン・あのセリフ」っていうのを探し当てるのに、iPadは厳しい…。
これも慣れかな? ゆくゆくはペーパーレスにしたいので、慣れられたら一番なんだよなあ。
このあたりは、せっかくなので試行錯誤していきたいです。

WEBの閲覧は、マルチタスキングが便利すぎて最高ですね。
Twitterとブラウザを同時に立ち上げて、だらだらTwitter警備しつつ人のブログとかWEB小説とか漫画とか読んだりするの。最高!
あとアプリで漫画を読むのに最高ですね!
何より雑誌読むのが快適すぎる。楽天マガジンに課金しているので毎月たくさん雑誌が読み放題なんですが、今まで8インチタブレットでも充分読めると思っていたのに、世界が変わったわい。
充分読めると思っていたが実は微妙に不便だったらしく、「やっぱりじっくり読みたい雑誌は紙で買うべきかなあ」とかいう思考がきれいに吹っ飛びました。

あと動画もね、いいですね。見逃した朝ドラをNHKオンデマンドで観ることがあったんですが、iPadできれいに観えたよ。
縦書き漫画だけ、コマが異常に大きくなってしまって見辛いので、スマホで読む方が楽ですが。

そして記事タイトルに「iPadで小説は書けるか」とかつけてますけど、「書けると期待して買ってない」そして「実際書けるわけがなかった」というオチですわ。先に言っておく…。

古いiPadでも文字入力を試していたし、家電屋に行くたびスマートキーボードを試しまくっていたので、最初からわかっていた。iPadは長文入力には向かないと。
Windowsどころかmacとも挙動が違うので、ものすごくストレスになるんですよね。
具体的には変換してから決定するまでに、行程ががひとつ多い。
これだけで思考の妨げになってしまうので、私にとってはですが、iPadは致命的に文章入力に向いていない。
あとATOKが使えないのも致命的ですね。iOS用のATOKが出ていたので喜び勇んで購入したんですが、ソフトキーボードでは使えるけど、物理キーボードだとATOK使えないって…なんでだよ…。

もうひとつ致命的に駄目なところがあった。全角スペース問題です。
iOS13になってやっと全角スペースに対応したと、世の文章書きさんと同様私も歓喜していたんですが、「スマート全角スペース」の機能をオンにしておくと、変換のためにスペースを押した時に高確率で変換されないままスペースが挿入されるという謎の挙動が…。
「致命的」って打とうとしているのに「 ちめいてき」と入力されてしまうんですよ。
これが嫌なのでスマート全角をオフにして、全角スペース使いたい時はいちいちシフト+スペースを押しているんですがこれがめんどくせぇ。
小説を書く時に文頭や記号のあとに全角スペース入れるっていうの、別に作者本人が入れなくても編集の段階で整えてもらうこともできるんだけど、入れたり入れなんだりで絶対混乱するのが目に見えているので避けたい。
この話題については全角スペースに親を殺されたプログラマに呪われるので、あんまり触れない方がいい気がする。

それはそれとして、たまにAndroidスマホにBluetoothキーボードを使って文字を打つことがあるんだけど、その時は「フリック入力に比べて快適!」となってストレスとか全然感じないんだよなあ。
スマホに入力する道具だと思えば物理キーボードは快適、ノートPCライクに使うと認識してしまうと地獄のクソです。

iPadのレビューなどを読みまくって、「iPadのポテンシャルを引き出すにはApple Pencilとスマートキーボードがマスト」という風潮なのは重々承知していたんですが、上記のような理由で、あえてスマートキーボードは買いませんでした。
マストと言いつつ、ペアリングなし・充電不要なのはすばらしいけれど、ピッチが短すぎる・キーボードの手前が浮いてしまって打ちづらい・突然壊れる、など不安要素も大きかったので、冒険はしない…。
iPadが使いこなせるかもわからなかったので、ひとまず一番安い新iPad+Apple Pencilを買って、それなりに役立つようだったらiPad Proに買い換えようと思っているんですが、そうするとスマートキーボードもPro用に買わなければならないなと思っていたのもある。

「閲覧用・短篇校正用としてしか期待しないぞ」と百回くらい唱えて、一番安いiPad(結局容量不足でイライラするのがアホらしくて、128GBの方にはしましたが)、Apple Pencilのみ、その他も極力安く揃えることを自分に課した。

長年Appleユーザーの同居人には「Apple製品を買うなら最新型にしろ」と繰り返し諭されましたが。
絵を描く仕事ならさもあらんが、私はちょっとした校正をしたいだけだから一番安いやつでいいのだ。いいのだ。
って言ったら「漫画書けばいいんじゃない!?」ってさもいいことを思いついたみたいなキラキラした目で言われたので、絵を書けるアップル信者は頭がおかしい。

で、iPadが届いてからの浮かれようはご存知のとおりです。
買ってからまだ校正の作業がないので、そのあたりの使い勝手は未知数なんですけども。
悪い癖で、新しいガジェットを手に入れた時に周辺機器も無駄に揃えてしまって使わず悔やむ、というパターンが多いから、とにかく最小限で、と自分に言い聞かせつつ、「純正品を買え」「純正品以外はどうかと思うなあ」「Appleではお金を出して純正品を買うのが正義」と狂った目で繰り返す同居人を無視してAmazonで安いカバーを買ったんですが、


ほとんど使ってない。
気軽に持ち歩いてサッと使いたいから、カバーが邪魔だし重たい。
外に持っていく時は傷が怖いしつけた方がいいだろうなと思ってつけていますが、引きこもりで外に出る機会がほとんどないのでほとんど使ってない。


さすがに保護フィルムは貼った方がいい。

保護フィルムだけ貼ってしばらく使って遊んでいたら、秒でApple Pencilを見失いました。絶対こうなると思ってた!!
ソファの隙間に落ちていた。ものすごいハマり方をしていたので、下手したら一生見つからなかったかもしれない。
怖くなったのでこれを買ってみました。


しかしカバーにつけるタイプだったため、カバーを使わない時は無用の長物になってしまった…。

せめて机の上では見失うまい、と思って、改めてこれを買った。


私が買ったのは品切れになってしまったが、だいたいこういうやつ。
新型iPadは第1世代のApple Pencilなので、磁石でiPadの側面につくやつじゃなくて、こう…卵焼き器みたいに…直角に突き刺す…ダサい…ダサいダサい格好悪いと散々式部さんを煽った…あのペンなので…こういうスタンドが必須です。
蓋を収めるところもあるので、本当にこれがないとまた秒でペンを見失い蓋を見失い泣く未来しかないから、保護フィルム以上に必需品でした。
なくてもいいかなあと思っていたけど、使ってみたらこれがないと駄目レベル。

本を読んだりペンで文字や絵を描いたりと、あれこれいじってるうち、長文は無理でもTwitter投稿くらいならやっぱりキーボードがあった方が楽だなあ、と思うようになった。
もういっそスマートキーボードを買ってしまおう、便利は便利だろうし!
と思ってビッグカメラに行ったら在庫がなくてテンションが落ちてしまったため、その場でスマホからMagicKeyboardを注文した。

Apple(アップル)
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古い電池式の純正ワイヤレスキーボードが調子悪かったので、iPadで使えなくてもmacで使えばいいやと思って、これです。ワイヤレスキーボードが息絶えてからは、有線でRealforceつないだり、他のBluetoothキーボード使ったりしてたので、どのみち新しい純正キーボードを買おうと思っていたのだ。
結果的には多分これが私にとって最適解だった。
MagicKeyboardが薄くて軽いので、普段は机のそのへんに立てかけておいて、文字を入力する時だけ手許に持ってくればいいわけです。
腰を据えて長文を打つことはないので、スマートキーボードみたいにずっとiPadにくっついているよりは、別々に置いておけて使いたい時だけ取り出せるのが便利。
しかもなぜか死んだと思っていたワイヤレスキーボードも突然息を吹き返したので、mac用、iPad用とキーボードが使い分けられて便利極まりない。
スマートキーボードはどうかなあ、って迷っている人には強くMagicKeyboardを推す。

この組み合わせなら外でも使えそうだなと思ったので、iPadとキーボードを入れるケースも買ったよ。

ナカバヤシ(Nakabayashi)
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自宅ではタブレットスタンドを使っていますが、出先では上のカバーをつけて、スタンドにしてます。で、このケースがキーボードを一緒にいれても充分なサイズ。

そういえばマウスが使えるというので試しにBluetoothマウスも買うた。


本腰入れて長文書く人にはあった方が便利かもしれないけど、ちょっとした文章打つ程度ならいらんかな。
Apple Pencil使う時はペンで画面つつけばいいし、ネットサーフする時はごろごろ寝転んでたりするので不要だった。
結局ThinkPad X280用にスライドしました。マウス自体は薄くて軽いので、持ち歩くのにちょう便利。

こんな感じで、ひととおり必要なものを揃えて満足しました。
なんだかんだと、iPadで一番使ってるのはLINEかもしれない。
メインで使ってるLINEアカウントは据え置き原稿用のThinkPadに入れていて、ネット用のmacや持ち歩き用のX280には入ってないけど、スマホでフリック入力するのが面倒な時にサッとiPadからキーボードで打てる。
最近仕事でもLINEを使うようになったので、すぐ対応できるのがよい。
原稿用のPCはブラウザが入ってなくて、ファイル便などで送られてきたページを開いてダウンロードできないのが、iPadからダウンロードしたり圧縮ファイルを開いたりもできるのがめちゃくちゃ便利です。
そうiPadは圧縮ファイルが開けると聞いたので喜んでいたんですが、どうもWindowsで作ったデータは開けないっぽい…?
ブラウザからDLしてDropboxに入れればいいので、困りはしないのだが。

こんな感じで、仕事でも遊びでも重宝しております。
私にしては悩んだ時間が長かったんですが、買って後悔しないおもちゃ…ガジェットでした。
まだまだ使い倒すぞ。
やっぱりブログくらいはiPadで書けるようになるといいんだけどなあ。入力もうちょっとmacに近くならないかな、ノートPCの代替品として推してく雰囲気なので、改善されるのを期待しております。
でもAndroid版のscrivenerが出たらChromebook買うと思う。