つらつらとボーイズラブ雑誌の思い出とか

エッセイ

昨日のメンバー限定記事で、小説ディアプラスのファイナル号についていろいろ書いていたら、ディアプラスさんとのなれそめ(なれそめ?)みたいな方向に文章が行っちゃって、「先月何してた?」っていうテーマからは外れてしまったので削ったんですけど。 せっかくなので別の記事で書いておく自分メ…

急に思い出したネイルの記憶

エッセイ

最近セルフネイルをしまくっていたので、気づけば爪がボロボロになってしまった。しばらくお休みしよう…。 つるつるになった何もついてない自分の爪を見て、ふと思い出した。 十年前に父が亡くなった頃、ずっとジェルネイルをしていて、危篤だと連絡が来て父の運ばれた病院に向かった時も、ネイル…

今自分が子供だったら、と想像して、同じようにいろんなものが怖い子のことが心配になる

エッセイ

子供の頃、中学生に上がる時くらいまで、世の中のいろいろなものが怖かった。 まず最大級に怖かったのが、雷だ。 とにかく大きな音が駄目で、雷が近い時はもう両耳に人差し指を突っ込んで、爪をずっと擦りながら(こうすると雷の音がそこそこ消える)身動きも取れず蹲って泣くしかない。 元々大き…

久々に父がゾンビになる夢を見る

エッセイ

父はちょうど十年前に亡くなっている。 昔から病気がちで、何度も入院や手術を繰り返してきた人で、まああんまり長くは生きないんだろうなあと、子供心に思っていた。 私が高校生になるまでは持たないと誰かに言われて、「そうなのか」と鵜吞みにしていたけど、誰に言われたんだっけな。 (私か、…

司馬遼太郎の文体で書かれた夢を見る

エッセイ

昔からはっきりした夢を見るし、その夢をいちいち反芻するし、明晰夢を見ることも多い。 まったく夢を見ないという人に比べればずいぶん夢を見る方(覚えている方?)だと思うんだけど、それにしても一際妙だと思われそうなのは、「文章で書かれた夢を見る」ということです。 人によって夢の見え方…

死神の影が見え、悲鳴が聞こえる季節になりました

日常あれこれ

昔から、年に一、二度死神の影が見える時期があります。 もちろん死神などというものが現実にいるわけないので、「いろいろな物の影があたかも死神の形に見える」というだけの話ですが。 最近またこれが見えるようになってきた。 黒いコートを着て、黒い山高帽を被ったセンターパートボブの死神で…

大人になってからそこそこ偏食が治った話

エッセイ

出されたものは何でも食べるという人から見たらまだまだ充分偏食だろうけど、子供の頃あまりに食べられないものが多かったので、最近それが改善されていることが嬉しい。 劇的なのがトマトで、これはたしか三年くらい前から、急に食べられるようになった。 「口に入れることすらどうしても無理」と…

給食の思い出

エッセイ

Twitterで「食べて応援!学校給食キャンペーン」というのをみかけたので、サンマとサバの冷食を注文してみた。 https://www.umai-mon.com/user/collection/1100?srsltid=AfmBOoqp_AGgV-ehry9IbmM2xdUzb…

歴代ペットの名付けかた

エッセイ

サイトのドメイン名にも使っているelekiは、実家で飼っていたヨークシャーテリアの男の子で、カタカナで書けば「エレキ」になる。 渡海エレキちゃん。 実家が電気機器屋(企業相手の、特殊な機械の販売、取り付け、修理)をやっていたので、「エレキテル」から採った。 誰が付けたんだったか…

入院した時にあってよかったもの

エッセイ

友達が人生初の入院、とTwitterで呟いているのを見て(お大事に…!)ふと「入院する時に何があったら便利だったっけ」ということについて考えた。 私は人生四度の手術と六度の入院をしている。 両親も病がちだったので(父は十年前に病死、母は今年また手術予定)、全然嬉しくないけどそこ…

ルームシェアをしていても「なんで?」と不思議がられないしあわせな世界

エッセイ

それは私たちがオタクだから。 一般的な社会生活をとんと送ったことがないのでただの想像なんだけど、多分会社勤めをしている未婚の女性が「ルームシェアをしている」と言ったら、「なんで?」と訊かれる気がする。 学生時代だったら、「家賃節約かな?」とか「にぎやかなのが好きなのかな?」とか…

筋トレのために買ったんだけど災害時の備蓄にもいいんじゃないかと思ったもの

エッセイ

8月の終わりに失われし体力とウエストを求めてジムに通い始めた瞬間に風邪を引いて、一ヵ月会費を無駄にしたものですが、まあ続けられそうなのでどうせやるならひさびさにちゃんと口に入れるものにも気をつけよう、ということでプロテインを買っておいたんですよね。 ALLMAX オールホエイ・…

災害の時、被災していない人間がエンタメに没頭していいのか

エッセイ

東日本大震災の時、数人のクリエイターが 「こんな時に、娯楽作品を書いていていいのか悩んで、筆が止まってしまう」 ということをTwitterで呟いていて、衝撃を受けた。 「どこかで辛い目に遭っている人がいるのに、自分だけ楽しんでいていいのか」 いいんじゃない、としか思えなかった。…

最高に居心地のよかったアパートで、精神と肉体が少しずつやられていった頃の話

エッセイ

初めて自力で部屋を借りたのは、小説家としてデビューして数年経った頃。 デザインの専門学校を卒業後、なぜか小説家になって、そこそこ定期的に単行本も出してもらって、数年で「まあ、一人でもやって行けるだろう」と割と無計画に実家を出て上京した。 実家は埼玉で、一時間もあれば都内に出られ…