鬼滅の刃を18巻までまとめ読みした感想
これも12月に買った分。
hontoでセット買いクーポンが出てたので、さすがにあれだけ話題になれば気になる鬼滅をまとめ買い。
というか、夏に「早朝だけ全話無料キャンペーン」のようなのをジャンププラスでやっていた時も、気になっていたので読もうと思っていたのに、朝起きられなくて一度も読めなかったのだった…。
原作まとめて読むより前に、アニメがプライム・ビデオに来ていたので、一話だけ観たんですが、その時はおもしろそうだけど他に観るものも溜まっていたし、あとで時間ができた時に観るか…みたいに流してしまった。
何となく、主人公が苦手なタイプの少年漫画ヒーローだなあと思ってしまったせいもあります。
それから少しして、原作を読んでいるという友達と話している時に、「アニメは絵も綺麗だったしそのうちちゃんと観ようかな」と言ったら、「できれば原作を読んでほしい」と返された
ここからネタバレがガンガン出てくるので、未読の方は絶対読まないでください、気にせずどんどん書くぞ。
緩衝材にプライム・ビデオのリンクでも貼っておくか。
プライム会員は現在シーズン1が無料で視聴できますよ。
でね、その友達が言うわけですよ。
「8巻で柱の一人が死ぬんですけど」
死ぬんですけど。
って、予期せぬネタバレをさらっとされてびっくりしたんですが、原作読んでくれというなら、まあ読もうかなって。
で、読みました。
死にましたね柱。
死んだなあ、と思いましたが、好きなキャラクターではあったけれども死ぬとわかっていたので心を許さずにいたし、流れ的にも無駄死にとは程遠い感じだったので粛々と8巻まで読み終える。
そこまで読んでしまえば止まることもなく、最後まで(その時出ていた18巻まで)一気に読みましたが。
読みましたが。
推しが死にました。
これは推せる。好き。もう好き…!!
って思った人が死にましたね…。
死んだ…。
虚無…。
一気に読んでよかった。こんなん本誌で追ってたら私の心も死んでいた。
煉獄さんのことで、割と過酷に人の死ぬ物語であるというのがわかっていたし、推しって言っても一巻読みはじめて数時間しか経ってないからね。別にね。別に…。
そう…死ぬの…。
それから一ヶ月以上経っていますが、原作を読み返すたび、アニメを観るたび、「ああ…この人…死んじゃうんだ…」みたいな…ショックとか悲しいとかとは微妙に違う、ただただ、「死ぬんだよなあ…」という気持ちでぼんやりする…。
でもいいのよまだ継子がいるから。代わりになるっていうわけじゃなくて、名前の通りに受け継がれたものがあるっぽいからいいのよ生きた証は残るのよ。
私はねえ、私は、怒っている女の人が好きなんです…。
多分子供の頃に読んだ吉田秋生の吉祥天女の小夜子さんからずっと。
怒り続けて、その怒りによって生きている女の人が好きなんですよ。
好き…好きだったよ…。
アニメ二期で見届けることになるのだろうか。二期だとまだそこまでいかないだろうか。
無限列車編が映画になるという話を聞いて、むごいことをするなあ! と思いました。
私はTwitterのタイムラインなどに鬼滅を読んでいる人があまりいないようなので知らなかったけど、同居人に聞いたら、映画が発表になった時は阿鼻叫喚だったらしいですね。それはそれで体験してみたかったような、しなくてよかったような…?
ネタバレしてくれてありがとうお友達。もうね、もう、心が薄皮一枚向けた状態で生きているから刺さった棘の痛さが半端ないの最近。対ショック姿勢を取ってないとたやすく折れてしまうの。
でも、しのぶさんのことは、全然覚悟してなかったからびっくりしたよ…読み返したら伏線張られまくってたし、フラグ立ちまくってたのに、勢い任せで一気読みしたからただただびっくりしてね。
ああびっくりした…。
今もびっくりし続けている…。
推しが死んだことは、ひとまず横においておくとしてね。
何度か読み返して、アニメも観終わってしみじみ思ったのは、「これ、小中学生の頃に読まなくてよかったな…!」でした。
私絶対、「○○の呼吸、○の型!」って真似しただろうし、全集中を会得しようとして頑張っただろうし、本気で鬼殺隊に入ろうとして特訓を始めていたとしか思えない。
そして授業中のノートに禰豆子の絵を書いたり、最悪の場合は自分が鬼殺隊に入る夢小説を書き始めていたと思うんです。
大人でよかった。
公式提供の学パロ妄想でかろうじてしのげる大人でよかった。
鬼に日本刀と言えば鬼切丸を思い出すんですが、
これの一話目を雑誌で読んでからも相当やばかった。
私が一番やばかったのは東京BABYLONEを読んだ時でしたが、鬼斬丸もなかなかの黒歴史メーカーです。具体的に書いたら爆発するので(私が)書けません。その頃を知っている人にバラされたくなかったら百万円払えと脅されたら多分素直に払う。払うふりをしておまえを殺して俺も死ぬ。
そもそもね、鬼がね、駄目ですよね、よくないです。
鬼がよくないのは楠桂の洗礼を受けているからですが。
「鬼の女は愛する男の死肉を食むという」
ですよ。
なのでまあ、禰豆子にも相当なあれで、よかった、私が小中学生じゃなくてよかった、竹を咥えて学校に行く心配のない大人でよかった。
そういえば、アニメ一話で「苦手なタイプかも」と思った炭治郎はまったくもって勝手に予想していたのとは違うタイプで、どちらかといえば大好きです。真面目長男系天然…?
というか兄妹ものなら早く言ってくれ。
…と思ったんですが、なぜかたんねづは私の兄妹センサーがピクリとも反応しない。
私は兄妹、姉弟、兄弟がそれはもう大好きで、きょうだいがいるだけで何でも読みたいというくらいなんですが、禰豆子と炭治郎にはそういう意味でまったく萌えず、なんでかなあと首をひねっていたら、同居人に「禰豆子は妹というよりは姉だからではないか」と言われて、なるほどと膝を打った。
炭治郎にとっては妹だけど、弟妹四人にとっては姉だもんなあ。妹として兄に甘える時期よりも姉として弟妹の面倒を見る時期の方が長かったから、妹キャラとは(私の中で)ちょっと違うのかも。
兄妹萌えはありませんが、炭治郎と禰豆子はコンビ的にめちゃくちゃ好きです。禰豆子人間になって、正式に鬼殺隊に入ってくれんかな。
原作がもはやクライマックスの流れですが、まさかここで終わることもないだろうから、次なる展開が楽しみです。
楽しみすぎて、ジャンプラのアプリで本誌のバックナンバーを読もうとして、コミックスのつづきはどのへんだろうと適当に試し読みをして、盛大にネタバレを踏んでしまった。
本誌を買っていなかったのが悪いのだ。誰を恨むでもないのだ。
そんな感じで、購入以来だいぶ楽しんでます。
読む前は、「うっかり沼に入って二次創作とか始めたらどうしよう」とウキウキしていましたが、今はただ、「しのぶさん…」と手持ちの蝶モチーフのものを見ては時が止まる日々です。
蝶柱じゃなくて蟲柱のところがいいよね…。
カナヲが出てくる限り、しのぶさんが連動して出てくるだろうから、19巻以降も心の底から楽しみです。もうすぐ出るのかな?