Kindle Unlimitedに入ってみた+アンリミで借りた漫画「シェパーズパース」大北真潤
これも12月中に読んだものなので、何を切っ掛けに知ったのかはちょっと失念してしまった。Twitterだったかな。
何かしらで知り「読みたいな」と思ってAmazonに行ったら、前編無料、後編792円で、かつKindle Unlimitedの対象になっていて、しかも当時はアンリミ一月99円フェアをやっていたので、「他に読む本がなければ退会すればいいや」と軽い気持ちで入会。
Kindle Unlimitedというのは、月額980円で対象の電子書籍が読み放題というAmazonのサービス。
私は元々Amazonプライム会員なので、その料金内でprime readingというサービスを利用できたんですが、これがなかなかよかった。
普段あまり手に取らないジャンルの本を気軽に、試し読み感覚で読めるし、おもしろかったら単品で購入する…ってやり方が便利。
ただprime readingは対象の書籍数が少ないので若干物足りなく、かといってKindle Unlimitedに入ってどれくらい読みたい本があるかもわからないので、「入るほどでもないかな」と思っていたんですが。
とりあえず「シェパーズパース」を前後篇読めたので元は取れたしおつりもくる。
苛酷な百合漫画でした。
少女たちが教会の運営する娼館に集められて売春させられるお話。
前編はアンリミ会員以外も無料で読めるので、とりあえず読んでみてほしい。
pixivでも読めた。
ものすごい閉塞感と明るい絶望が、ズドンと刺さりました。好き…!
救いはない。ない、と思う。
どうして私がこんな目に、と打ち拉がれる子がいないのがまた、しんどくてよい。
最後の最後で、幸せになってほしいと願いつつも、あの子たちの希望は打ち砕かれ無慈悲に残虐に最悪の形で計画が潰されるだろうと思うし、散っていく様子が見たいとも思ってしまう。
自分がただ殺されゆくよりも悲惨な運命を突きつけられた時の絶望が見たい…すまん…。
うまくいっても、そこから先に待つものはもっと悲惨なのではないだろうかと思いもする。
ひさびさに「そう、こういうの、こういうの好きなんだよもっと頼む」と満足感と同時に飢餓感を覚えた本です。
こういうのを浴びるように読みてぇええええ。