スマホ&タブレット用のBluetoothキーボード行脚

家で小説やある程度の容量がある文章を書く時には、絶対Realforceのキーボードを使っているんですが。

結構しつこくブログに書いてるのでおなじみでしょうか。
あんまり他人に「おすすめ」というのをしないタイプなんですが、こればっぱりは物書きさんにすすめてしまう。
マカーに勧めたら、Appleのキーボードとあまりに違うタイプなので「慣れない」「打ちづらい」と一刀両断でしたが。
とにかく私はRealforceがないと心地よく小説を書けないので、家で仕事をする時はこれ以外のキーボードを使う気がないんですが。

最近はスマホやタブレットでちょっとした文章を打つ機会が増えてきたので、物理キーボードがほしくなり、Realforceも繋げないことはないだろうけどさすがに取り回しがいい商品の方がいいだろうと、いろいろ試してみました。
その覚書。

スマホ用なのでレシーバー不要のBluetooth一択です。

ロジクール ワイヤレスキーボード K480BK

スマホなりタブレットなりを差し込めるスタンドがあったので、いいなと思って購入。
そして第一印象は「重たい」でした。
できればカバンにポイッと入れて持ち歩きたかったけど、配送のダンボールを受け取った時点で「…!?」となり、箱を開いて取り出した時点で「これは無理だ」と、使うまでもなく結論が出てしまった。持ち歩く用途では絶対に買ってはならぬ。
電池式だから重たいのかなと思ったけど、電池がない状態でも充分すぎる重量感。
ただ重さの分安定感はある…ような気がする。安定感が必要かどうかはわからない、MagicKeyboardとか軽いけど、タイピングの時に動いたりはしない。
厚みもあるので、手首をテーブルにつけてタイピングする私みたいなタイプだと、ハンドレストないとちょっと辛いかも。

あと謎の丸ボタンですね、時代を逆行する、タイプライターのような○型のキー。
よく見るとまんまるではなく、四角の角のカーブが大きいってだけで、慣れないから最初戸惑ったんですが、普通に打てはする。
それより気になるのが、パンタグラフと銘打ちながら、打鍵感が完全にメカニカルなんだよなあ。スコスコする。
やはり同じように感じた人がメーカーに問い合わせても「パンタグラフです」と返答がきたらしいので、パンタグラフなんでしょうが。
(やっぱりメンブレンの間違いだったという返答をもらっている人もいるようなので、よくわからん)

打鍵の音は猛烈に大きい。というか力を入れなければ押下できないので、上から下に元気よく指を打ち下ろして、ダカダカダカダカ! って感じです。
よって外出先で使うには絶対に向かない。周りに迷惑すぎる。
ゆっくりタイピングする人には気持ちいい打鍵感かもしれませんが、一気に指を縦横無尽に動かしてダーッと打つタイプの人には不向きです。

ペアリングは三台まで可能で、ダイアル式で切り替えられて、これはすごく便利だった。WindowsとMac、AndroidとiOS、メジャーなところは使えます。
Androidを入れたFireタブレットで使ってみたら、英数かなの切り替えボタンが変則的で、ちょっと迷ってしまった。
レビューで言われているようなペアリングの不具合や、刻印の文字と実際の文字が違うっていう不具合は特に出なかったので、接続の指定が間違っているのではという疑い。ダイアルで接続する端末を選んだ上で、その端末のOSに合わせたボタンを押さないといけないので、ちょっとややこしいのかも(ただ複数台接続のキーボードはだいたいこの設定をちゃんとしないとまともに動かないので、このキーボードに限らない)。

大きいだけあって配列はよくて、配列だけ見たらあれこれ買った中で一番使いやすかった。
便利だけど、とにかく重たい・うるさい、という部分で、私にとっては致命的…。
おうちでのんびりタブレットに文字を打ち込みたい人には、安定しているのでいいのかなとは思います。

スタンドなしタイプはもうちょっと評判がいいので、こっちを買ってもよかったかも。そのうち試しに買ってしまうかもしれない。
スタンド一体型は便利だけど、重たくなってしまうくらいなら、別途折りたたみ式の薄いスタンドを持ち歩く方が現実的。

Anker Ultra-Slim Bluetooth Keyboard

評判のいいAnkerのキーボード。私はモバイルバッテリーでいつもお世話になっております。
macのワイヤレスキーボードが壊れてしまったので、あわよくばタブレットと切り替えつつ使えればなあ、と思っていた。
電池式で、30分使わないと自動的にスリープしてくれるのもよし。
打鍵感もなかなかで、macのキーボードに慣れてる人ならすんなり使えるんじゃないかなと思います。
が、ユニバーサル仕様なのでエンターキーが小さい…!
慣れればなんとかなるかなと思ったのですが、結局慣れませんでした。
うっかりEnterの上の記号ボタンのどちらかを押してしまうので、ストレスが半端ない。
初めて気づいたんですけど、普段キーボード使う時、エンターキーの上の方を小指で打ってたんだなあ。
普段Realforceを使う時は、漢字変換の決定キーを「無変換」に割り当てているので、エンターキーを使うことがあんまりないんですが、これはユニバーサル仕様なので当然無変換キーがあるわけもなく、あったとしても今のところキーの割当を簡単に変えられるアプリも見つからず、断腸の思いでレギュラーから外す…。

iPad Proで使うかもしれないという同居人に押し付けました。使ってくれるといいな…。
昔、同じようにして自分が使えなかったこれも押し付けた記憶がある。

何で使えなかったのかは覚えてない。多分打鍵感がRealforceに至らず嫌だったんだろう。
無茶いうなって感じですね。

Ankerはこのモバイルバッテリーを重宝しています。

エレコム TK-FBP100BK

これも電池式、WindowsとMac、AndroidとiOSを三台まで登録して切替可能。
総じて優等生というか、タイピングも配列もかもなく負荷もなく、すごく打ちやすいわけではないけど打ちづらくもなく、使っていてさほど違和感がない。
全面に電源スイッチがあるので、使わない時はすぐにオフに出来るのがいいです。
うっかりペアリングしたままになると、家の中でごろごろスマホ見てる時に、ソフトキーボードが出てこなくて「あれっ?」ってなったりするけど、それがない。電源を切り忘れなければの話だけど。
キーピッチも19mmあって、標準的です。
普通すぎてあんまり語ることがないな。迷った時にはとりあえずこれを買ってみればいいのかなという製品です。

ロジクールのに比べれば軽いですが、電池式なので、気軽に持ち歩くって感じではない。
結局家の中だけで使ってます。でも持ち歩こうと思ったら持ち歩けないこともないと思う。

で、自分にとって一番重要だった打鍵感を考えた時に、最適なBluetoothキーボードがどれだったかっていうと、

キングジム ポメラ DM200

キングジム(Kingjim)
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すごい! 打ちやすい!!!!

すみません、やはりポメラのキーボードはいいよ…。
自分の使い方と合わないので、文章を打ち込むことにはまったく使わなくなっているんですが、Bluetoothキーボードとしてあまりに優秀なので手放せない。
スマホだったら、液晶部分に立てかければスタンドもいらない。
多少高くてもいいのでキーボード部分だけ売り出してくれないだろうか。

なおiPad用は、以前の記事にも買いましたがこれが最適解でしたハハハ。

アップル Magic Keyboard – JIS MLA22J/A

Bluetoothキーボードほしいなっていうきっかけが、mac用のワイヤレスキーボードが壊れたからで、macあんまり使わない(ネット用のマシンにしているので、仕事には使ってない)のに高い純正キーボード買うのもなあ、って思ったからだったのに。
MagicKeyboardを買ったらなぜか死んだと思っていたワイヤレスも息を吹き返したので、MagicKeyboard→iPad/ワイヤレスキーボード→Mac miniという感じで、結局純正品に落ち着きました…。

長い道のりだった。そんなこともないか?

あとは折りたたみ式も考えたんですが、以前ポメラのDM10やらリュウドの折りたたみを使っていた時、本体がパカパカしすぎてまったく使い物にならなかったので迷っている…。
日本語配列の製品が出たらちょっと試してみたいなと思うんですけど、見かけたことがない。
スマホで長文を打ちたがるオタク人口を考えれば結構需要あると思うんですが、そうでもないのかな。

ロジクールのキーボードは押し入れに放り込んでいるので、ほしいお友達がいたら声をかけておくれイベントで会えるとかなら持っていくよ(箱は捨てたのでむき出しで)。

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