こわいゆめ

祖父母の家で、両親と兄とお正月に集まって話をしてたんです。
祖母が「親戚の徹ちゃんが水辺に土地を買って地鎮祭をやるので、奈穂も来なさい」と言い出したんだけど、わたしは「(詳しく覚えてないんだけどニュアンス的に)守りの神さまの命令で、水辺と相性悪いから行っちゃいけないことになってる」って答えてた。聞いてた母も、「ああ、奈穂ちゃんは水はねえ…」って。
そんでまた親戚の徹ちゃんの話になって、祖母が「徹ちゃんちは憑きもの筋で、お母さんが××になったから(書けない…)今は布田神社にお祓いに行って監禁されてる(ニュアンス)」って話してた。
そんな話をしてるうち、急に部屋のカーテンが揺れ始めて、兄が「地震だ」って呟いたのでハッとした。祖母の家は10階建ての10階なので、「ちょっとの震度でも上階は結構揺れるからねえ」とか話してるうち、最初小刻みに揺れていたのが段々振れ幅が大きくなってきて、そのうち建物がたわむくらいになって、「倒れる…!」ってみんなで慌てて窓枠とかに掴まるんだけど、揺れ、というかもはや倒壊は止まらず、この高さで建物が崩れたら全員助からない、ああきっとこれは夢だ、起きなくちゃ…!!
 
と思ったところで電話が鳴って(現実の)、バッと目が覚めたんだけど、もう全身で息する感じで心臓もばくばくいってた。本当にひさびさに怖かった。怖すぎて目が覚めたのに身動きできず、電話も取れなかった。
 
起きてから、やたら頭に「布田神社」っていう文字がこびりついているので、こんな名前聞いたことないけど…と思いつつネットで検索したら、熊本にあったよーうひぃ*1。祖父母の実家は大分です。わたしは熊本行ったことないし本当に知らない神社なんだけど、何で唐突に出てきたんだこれ。
あと何となく水辺に気をつけよう、と思った。水辺に旅行に行きたいねえなんつってた矢先ですが。
憑きもの筋の親戚はいません。徹ちゃんって誰だろう。起きてから考えても、知ってる気がするんだけど、思い出せない。小さい頃に会った気がするんだよなあ。親戚は結構いるらしいんだけど、つき合いがないのでよくわからない。
ともかくものすごく怖かったです。憑きものの話をしてる間、夢の中のわたしは(やばい…この話はやばい、やめなくちゃ…)ってずっと思ってた。こわああああああい。
 
そんでかかってきた電話は新書館の担当さんからでした。本当にありがとうございます絶妙のタイミング、電話かかってこなかったら夢の中で一家死に絶えてた。
新年のご挨拶と、今年のスケジュールについてちょっとお話。励まされた。励もう。
ほんでその後、メールで「未熟な誘惑」のご感想を送っていただきました。
い、いっぱいだ…! ありがとうございます、すんごい元気出た! 「まぁたこんな攻を…」と思っていたんですが、志木気に入ってくださった方も結構いらっしゃるみたいで嬉しかったです。自分にガッカリすることが多いけど、こういう話でも喜んでくださる方がいるんだと思うとまだまだがんばれます。小川のことも慈しんでくださりありがとうございます。志木視点でも書いてみたいな。アホほど甘い話になるんじゃないかな。志木さんはいつも小川のことを考えてウッキウキです。
今年もまた雑誌掲載していただける予定なので、書き下ろし文庫ともどもがんばりまーす。いいホモがたくさん書けますように!
あともう今年から本当に格好いい攻を書こうプロジェクトは中止します、と思いもしたんですが、「格好いいのを書こうとして失敗した痕が垣間見えるへたれ」辺りが自分の好みなのかもしれないと思い直してその方向性でまた今後ともたゆまぬ無駄な努力をしようかと思います。
 
でもやっぱり尾崎は格好よかったと思うんだよ。どうかな!

*1:実在の布田神社と憑きもの系は何の関係もないです

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Posted by eleki