續・破壊と再生の記録～強化ステンレスは叩いてはならない～
https://www.eleki.com/blog/2024/11/24/post-25424/椅子に関して悲しい後日譚があるといっていたやつです。
エルゴヒューマンのガスシリンダーのガスが尽きただけで、椅子としては全然普通に使えるから、捨てるのは勿体ないなあと思っていたんですよ。
かといってメーカー修理に出すなら、送料手間諸々考えて、もう新しいのを買っちゃった方がいいかなと迷っている時に、「ガスシリンダーは自力で交換できる」ってみかけて、じゃあ自分でやってみようかなって。
ただ私が使ってるのは旧式のエルゴヒューマンで、何か取り寄せるのとかちょっと面倒らしいっていうのを聞いて、Amazonで汎用性のあるガスシリンダーを取り寄せてみました。
届いたので早速交換しようとしたものの、とにかくエルゴヒューマンのガスシリンダーは取り外しがしんどいと聞いていたのが想像以上で…どうにも…こうにも…。
「基本椅子の底をトンカチで叩けば外れる」「しかし全然外れない」という情報のまま、座面の底を叩けど叩けどぴくりとも動かず。
こういう動画もみつけたので、その通りパイプレンチでシリンダーを挟んでゴムハンマーでひたすら叩いてみたんですけどね。
何がいけなかったんでしょうかね。
何ってまあ私の技術とパワーがまたよくなかったんですけどね。
シリンダーが曲がっちゃったんですよ。
途中全然動かないからやけになって、おもしろ動画とか観ながらコンコンコンコンパイプレンチを叩いてたんですけどね。
気づいたら、シリンダーが緩やかなくの字に曲がっていた。パイプレンチをシリンダーの中心で固定できてなかったんだろうとは思いますが、あとで素材を調べたら強化ステンレスって書いてました。強化ステンレスってゴムハンマーで叩くと曲がるんだな。
生きていくうえで「曲がらない方に曲げない」というスローガンを掲げているんですが（絶対に折れるから）、「曲げようとしなくても曲がる」を覚えました。
曲げようとしなくても強化ステンレスは曲がるんだ。気をつけろ。
小学生の時、鍵っ子だった私は学校の帰り道に強い尿意を催し、早く、一刻も早く鍵を開けて家に入ろうと思うのに、古い家の古い鍵がどうしても鍵穴に入らずに泣きながら「どうして！？」って鍵の尻（？）を掌底で押し込んだら鍵が九十度に曲がりました。鍵はぶん殴るものではない。強化ステンレスはゴムハンマーで叩くものではない。
学びの多い人生です。
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