お行儀
コンビニに行ったら、小学校低学年くらいの男の子と、母親らしきちょっと派手目の女の人がいた。
女の人は肉まん(かあんまん?)を買って、店員が手渡そうとしたのを、男の子の方に渡して、と仕種で示して、男の子は「いただきます」と礼儀正しく店員に言ってた。
お母さんは素っ気なく「外で食べなさい」と言って、男の子は、「お母さんありがとう!」ってすごく嬉しそうに言って、ドアのとこで振り返って、「いただきます!」って今度はお母さんに向けてやっぱり嬉しそうに言っていた。
何となく、いいもん見たなーという気分になった…ちゃんとしつけされてる子は気持ちがいいですな。お母さんは派手で美人で素っ気なかったけど、冷たいとか嫌な感じはしなくて、子供がなついてるのがそこはかとなく萌え。萌えかよ。
前に、近所の私立校の制服を着た小学生の女の子が、バスの運転手さんに「ありがとうございました」って舌っ足らずな声で言ってぺこっと頭下げてるの見て、ああかわいいなあ、いいなあ、と心和んだものです。
お母さんにありがとうって素直に言える子供はすごいな。
それにしてもやっぱり部屋が汚い。特にパソコンデスク周辺が汚い。あまりに汚くて呆然とする。
以前、宮本福助さんちに遊びに行った時、仕事部屋がすごくきれいだったのに感動した。福助さんは、さらっと「仕事場だから片づけるんだよ」って言ってた。
見習わなくてはいかん。
部屋が片づいているのといないのとでは、何となく、モチベーションの上下に関わってくる…ような。
何が汚いって、メモ用紙とか資料が積み重なってるのはともかく、マグカップとかペットボトルとか、あとまんががあっちこっちにあるのがいかんのじゃ。
ゴミ箱を置いて、パソコンデスクではまんがを読まないようにすればいいんだ…。わかってるんだけど。わかってるんだけど。
わたしは家にいると、大抵まんがを持ってうろうろしているので、あっちこっちにまんが本があります。
文字の本だと、割と腰を据えてソファとかベッドで読むんだけど、まんがは歩きながらとか、意味もなくしゃがんでとか、「まんが読んでる」って意識しなくても手に持って読んでるんだよな。
今冷静に自分の行動を思い返して、何かをする、たとえば「原稿書く」「ごはん食べる」「トイレ行く」「お風呂入る」とかの行動のつなぎに、すべて「まんが読む」が入っていることに気づいた。
どんな生活だ。
これをやめれば、毎日「もう読む本がない、あたらしい本を仕入れたい」という衝動に襲われなくてすむんじゃないかしら…。
何か病気なんじゃないかと思えてきた、このまんが読みたい気持ち。