新春初悪夢

同居人がでかけている時にお風呂に入ろうとして、その前に掃除しようと思ったら、壁に妙な硬い泡のようなものがこびりついている。
ので、「あれ、家事代行の人が何かやっちゃった?」と戸惑いつつ、その泡を取るため悪戦苦闘していたら、猫たちがドタドタと騒がしく家中を走り回っている。
やけにうるさいので不思議になって様子を見に行ったら、うちの世界一かわいいサビネコ二匹に混じって、なぜか三毛猫が一緒になって遊んでいた。
あれ、どっかから紛れ込んだ? でもうちマンションでドアも窓も開けてないし入れるような隙間もないのに何で? と戸惑い。

まるまるしてるし毛艶もいいし首輪はしてないけどどう見ても飼い猫だから、もし間違って迷い込んだんなら飼い主を探しにいかないと…と思っていると、どういうわけか、別の柄の猫が次々家に入り込んでくる。
何で!? ってびっくりして、とにかく侵入場所を探そうと廊下に出ると、ちゃんと鍵を閉めてたはずの玄関のドアが開いていて、高校生くらいの女の子(ピンク髪のハーフツインテ、片目に黒いアイパッチをして、サスペンダー付きのダメージ加工ジーンズ地のショーパン、黒と紫のボーダーのニーソックス、ごついスニーカーを履いた病みメイク)がこっそりどんどん猫をうちに投入している。

さらにびっくりして、「何やってるんですか???」って聞くと女子高生はあからさまに「ヤバっ」って顔をしつつも、半笑いの表情でさらに猫を家の中に入れていく。
こんなに知らない猫が入ってきたらうちの小サビの身が危ない気がしたので、とりあえず二匹をキャリーバッグに避難させようと思うけど、猫の投入速度が早すぎるのでまず女の子を止めるべきか、小サビを保護するべきかパニックになって迷ってしまう。

小サビが心配な方が勝ったので急いで廊下を駆け戻って居間に入ると、思った以上に猫が増えているうえに、明らかに反社会勢力という姿をした男の人たちが十人ほど、キャリーバッグを小脇に抱えてウロウロしている。意味がわからずさらに混乱する。
反社たちは「ウチの猫を引き取りにきた」と言ってるけど、辺りを見回しても小サビたちの姿がない。
慌てて手近なスキンヘッドの反社を捕まえてバッグを強引に開けたら、中にはデイジーとさくらがいるではないか。

憤怒して取り返そうとするも、「これはうちの猫だ」などと言い張る。
馬鹿なことを言うなと反論しようとするけど、逃げようとしている別の反社のバッグを開けても、やっぱりサビねこが二匹入っていてどう見てもさくらとデイジー。
次々反社たちのバッグを開けるたびにおんなじ柄の、どうやってもさくらとデイジーにしか見えない猫がそれぞれ詰まっている。

「違う! サビねこ飼いあるあるなの! 自分ちの子が世界一可愛いけどよその子とぱっと見見分けがつかないの!!!」

って泣きながら大声で言い訳してるとこで目が覚めました。
疲れました。
 
夢を見ていた時は小サビたちが奪われてしまうと怖くて怖くて仕方なかったんだけど、文字にして書き出すとアホみたいな夢だな。
ちなみに最初に小サビと一緒にいた三毛猫は寝る前にTwitterで目にしたお友達のおうちの猫さん、ピンク髪にハーフツインテ女子高生は年末に見た事件簿アニメのイヴェット、反社のみなさんはいうまでもなく卍の影響ですね。ネタの出どころがわかりやすすぎる。
どれもそのままってわけじゃなくて、片鱗を残しつつ別物なのが夢って面白い。ような。

新春初悪夢と書いてしまったが、実は初夢もろくでもないものだった…気がするんですが詳細は忘れました。
夢日記カテゴリひさびさに書いたな。悪夢自体は定期的に見てますが泣きながら目覚めるほど怖い夢はほんとひさびさでした。ネコがらみの夢が一番ダメージでかい。
いい夢が見たいなあ。

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Posted by eleki