待機期間が終わったので

先週具合の悪かった式部さんを発熱外来に連れて行って、診察の間待合室で待っていたら、看護師さんに「ご同居の方もこちらに…」と呼ばれて「式部さんが陽性でしたので」と一緒に隔離されました。
我が家にもとうとうおコロナがやってまいりましたわ。

人並み以上に健康な式部さんが寝込むのを見るのは久しぶりですね、前回肺炎をやった七年ぶりくらいか…?
あの時はまだ一緒に暮らしてなくて、布団がないという式部さんのために、自宅から余ってる布団を担いで真夜中の道を歩いた記憶があります。私の家は本当に何でも余っているし、それ以上に布団がない暮らしをしていた式部さんが謎です。おもしれー女。一組抱えていったんですが、敷き布団だけでいいと言われたので、上掛けを抱えて帰りました。このネタ前にも書いた気がするな。

などと昔を懐かしみつつ、しばらく隔離生活を送っておりました。
5類になったので同居人である私に行動制限はないと言われ、症状らしい症状は出ていなかったものの、もし私も罹患していて色々撒き散らすことになっても何だし…と自主的に引きこもっていた。
37度5分には満たない微熱とか頭痛とか倦怠感とか不整脈とかあったけど私の場合は常にそんな調子なのでコロナのせいなのかもわからんという悲しい人生です。

 
基本的に執筆中に飲むお茶以外の飲食は自室でやらないようにしていたんですが、仕方ないので普段の食事も部屋で行うことにしました。
ちょうど先月部屋の整理をして二人掛けのソファーを設置して、ついでにカフェテーブルも買っていたので、PCデスクで食べる羽目にならずにすんだのは幸いです。絶対零してキーボードとか汚すから…。
余っていた15インチモバイルモニターに、余っていたFireTV stickを設置してAmazon Prime Videoが見られるようにしたばかりだったので、エンタメ的にも困りません。ご飯食べる時に何か動画流れてないと駄目なので。いやiPadでもよかったんだけど。

快適ですね。

で、ここ最近入退院を繰り返しているせいで食事の管理が難しく、最近ずっと冷凍の療養食を注文しているんですが、小さいテーブルにそれらを並べてYouTube見ながらごはん食べてると、ものすごく既視感がありました。
まんま入院してる時の生活じゃねえか。


島忠とかIKEAとか行ったけどいまいちちょうどいいのがなくて、しぶしぶAmazonで適当に注文した割に、届いてみたら若干チープだけどそこそこおしゃれ! っていい気になっていたのですが、もうこうなると病院のテーブルにしか見えん。
家にいながらにしておしゃれカフェにいる気分が味わえる的なつもりでいたのに、療養食が載っていることもあり、眺め的にどう足掻いても入院気分にしかなりえませんでした。
実際寝込むことが多いので介護テーブル買おうか迷っていて、でもさすがに自室が病室っぽくなるのもなあ…と思ってやめていたんですが、結果的にそうなっていたことに気づいてしまった。

 
処方された薬を飲むようになっても、式部さんはずっと寝込んでいて、ひどい咳などはないもののえらく怠そうで可哀想でした。解熱剤と総合感冒薬を飲むしかないからね…。
今はもうずっと平熱らしいんだけど、ちょっと起き出しては「疲れた」とぜいぜいして横になるを繰り返している。普段自己管理がちゃんとしている人なので、ちょっと具合が悪くても一晩寝れば治るのに、長引いていて心配です。

39度以上の熱を出した時は顔も赤くて息も上がって見るからに辛そうだし、でも私にできることなどなにもないし、ハラハラしながら一晩過ごした翌朝、そっと「調子はどうですか…?」と遠くから訊ねたら、部屋から出てきた式部さんがものすごい深刻そうな声音で「どうしよう…」って言うからもう泣きそうだったんですけど、「どうしよう、平熱なんだけど」って真顔で、おまえそういうところだよ。

とはいえその後も微熱が出たり、あまり食欲もないようではあった。コロナ一筋縄ではいかないですね。
何も食べなかったりゼリーをちょっと口にしたりしてやっぱりずっと寝ていて、完全に平熱になっている今日も怠そうで、「買い物に行ってくるけど何か食べられますか…?」って聞いたら「牛丼」って言うのでびっくりしました。
おそらく私が「なんだコイツ…」みたいな顔をしていたのでしょう、式部さんは「味覚があれだから亜鉛を取ろうと思って」って言い訳(?)していました。
式部さんがワクチンを打った時のことも思い出した。

私は本当に式部さんが大好きです。
亜鉛のサプリを買ってきてあげました。早く元気になれ。

 
 
式部さんの陽性がわかった時、自分も検査してもらおうかと一瞬思ったりもしたんですが、もし陽性だとしても解熱剤出してもらって終わりだし、陰性が判明しても感染の可能性があるうちはやっぱり自主的に隔離生活を送るつもりなので意味ないだろうなという判断でやらずにおいた。
が、家の中で顔を合わせないように気を遣ったり、式部さんがあちこち消毒してくれたり、あと一緒にごはんを食べられないのが寂しかったので、今考えるとその時に陽性がわかっていたとしたら、もはや感染を気にせずにいられてよかったのではと思わなくもない。
ひとまずは推奨されている期間は過ぎたので、今日はひさびさに式部さんと一緒の部屋でごはんを食べました。
まあ普段だってお互い仕事が忙しけりゃ別々で食べてるんだけどさ。私が入院してる時は二週間くらいそもそも会わなくなるし。でも何か嬉しかったです。

 
 
それにしても、病院に行った時は「5類になったから行動制限もないし、薬は普通に薬局でもらっちゃっていいですよ」って言われて、まあそうするしかないんだろうけど、そういうもんか…とびっくりしました。
帰りはタクシー乗って大丈夫なものなのかな、それ用のタクシー呼べばいいのかな、と式部さんと話していたら、看護師さんに「(陽性なのは)黙って乗っちゃえばいいよ」って言われて、本当に「そういうもの!?」って驚きました。
結局タクシーは使わず歩いて帰った。式部さんがどうしても歩くと言い張ったので。39度あったのに。

でももう厳しくする必要はなくなったし、気にせず動き回っても構わないんだよなあ。
ネット上で、「陽性だけど行動制限がなくなったからと自由に旅行に行く人もいる」というようなことは見かけて、そういうもんかーと思っていたんですが。そういうもんだった。
(病院にもよるんだろうなとは思うんですが。かかりつけ医の発熱外来は予約がいっぱいでいけなかったんだけど、その病院や近くの処方箋薬局は今でも割と対策を徹底しているし)

私は今回運よく罹患しなかったようなんですが、コロナ以外にもすぐに何らかのウィルスをもらってしまう方なので、今後とも地道に感染症対策は続けたいなと改めて思いました。これ以上入院しとうない。

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Posted by eleki