マスクを当分外す予定がない
むしろ誰が外すものかの気分ですよ。
ここ数年ですっかりマスクの便利さに味を占めました。
主には「メイクをしなくていい」という理由で。
花粉症と無縁なもので、普段マスクして出かけることってなかったんですよね。風邪引いてる時はそもそも外出なくていい仕事だし。
まあ在宅だから言えることなのかもしれませんが。マスク手放したくないとか。
毎日通勤通学してる人にとっては、さっさと外してしまいたいものなのかもしれん。
しかし私の場合、体調管理のために、最近は(なるべく)毎日散歩に行ってるんですけど、マスクして帽子かぶればもうすっぴんでいいわという調子でして、これが毎日メイクしなくちゃいけなくなったらもう面倒で面倒で出かけなくなるのが目に見えている…。
怠惰な軽度の引きこもりには、マスクが外に出るためのマストアイテムなわけですわ。
マスク生活が強いられる前は、顔に何か当たってると気になるし、眼鏡の調子が悪いだけで生きるのが嫌になるくらいストレスを浴びることもあるし、どうなっちゃうんだろうと不安でしたけれども、慣れてみたら逆に外して過ごさねばならないのが精神的なストレスになりそうで怖いです。
マスクしてるとメイクしなくていいから嬉しいけど、別にメイクすること自体は嫌いじゃないので、コロナ禍になってからは一時期はまってたプチプラコスメを卒業して、そこそこ値の張るコスメを買うようになったのが謎のような当たり前のような。
メイクがっていうよりも、単に毎日「しなくてはならない」という義務感と手間が苦手なだけで、あれこれコスメ試すのは好きだから、たまのメイクの時には気分が上がるものを使いたいなみたいな心理。多分。
あと使用頻度が極端に減ってるので、多少お高いお化粧品を買ってもさほど懐に打撃がないという話かもしれん。
そういえばコロナ禍の状況でしか書けないような、マスク絡みの小説のネタをいくつか思いついて、途中まで書いたりしてたのもあったんだけど、どうやら公開する時期を逃してそのままお蔵入りしそうだな。
まっただ中で書いたり読んだりするのと、あとで振り返りながら書いたり読んだりするのと、全然違うものになりそうなので…。
せっかくネットでリアルタイムに発表できる環境があるのに、と己ののろまさに忸怩たる思いです。
ネットでといえば(話がどんどん転がる)、コロナ禍でリアルな同人誌即売会が減ったけど、おうち時間は増えたからか、オンラインのみで創作する人がぐっと増えた気がするんですよね。
昨日もちらっと書いたけど、小説を書くのが初めて、同人誌を作るのが初めてっていう人にいっぱい遭遇する。
そもそも即売会がない時期に同人活動を知った人の中には、「同人誌を作る」という前提もなく、「Twitterなりpixivなりで作品を発表する」ところが創作の着地点になっている人もいて、オフライン時代に生まれた同人作家としては不思議というか面白いというか。
同人活動するなら本を作らなきゃ、っていう前提がないおかげで、気軽に創作を始めることができてる側面もある気がするので、それはそれで悪いことばかりじゃないのかなと思ったりしました。
でも私はイベント大好きなので、できればみんな本を作ってイベント参加してほしいですけれども。買わせてくれ。
イベントもどんどん通常運転に戻ってきて嬉しい。嬉しいが、マスクがあるおかげで気兼ねなく参加できてるっていうのもあるので、イベントにも多分当分マスクしたまま出かける気がします。
大体イベント当日の朝ってバタバタしててろくにメイクもできねぇから…。
マスクが当たり前になった時期に入学した大学生が、同級生の顔もわからず、でも恋人になった時だけ素顔がわかる、みたいなツイートをどこかでみかけて、ちょっといいなと思ってしまった。
当人たちにしてみればいいなもクソもないだろうけど。
病気の苦しさや近しい人を亡くした時の大変さは重々知っているので、この状況で便利さやエモを感じるたび、世間からはぐれた立場だから気軽にそんなことを思えるんだろうなと後ろめたさを感じつつ、やっぱりこの時にしか感じられない異常な日常を浴びられるのは、面白いなあと思ってしまうのでした。
という記録でした。とりとめがなさすぎた。