だいたい一年ぶりくらいに「花の詩女 ゴティックメード」と、同時上映の「ファイブスター物語」を初めて観る
去年のゴティックメード。
この記事のその後、振り替え上映で無事観られました。
そして今年は新宿のTOHOシネマズで、ファイブスター物語と一緒に上映でした。
またドリパスでリクエストやっていたので、fss(て略すの?)好きな同居人と友人と共に出かける。
夜の上映だったのでおなかが鳴らないようごはんを食べていこう、ということになったんですが、まだ密を避けるためにバラバラに食べたりした。
電車は普通にいっぱい人がいますね!
でも金曜日の新宿にしては驚異的に空いていた。気がする。
映画館は、やっぱりソーシャルディスタンスを保つために間引きされていました。前後左右が空席で、これがもう、相当に按配がよかった…!!
私はどうも映画館や劇場で、隣や前に変な客が来る率が高くてですね…いや私に限らずよく遭遇するもの、もしくは私が人より気にするタイプなのかもしれないけど、終始ひとりごとを言ったり、隣の友達と延々話していたり、電話してたり、スマホ見てたり、貧乏揺すりしたり、密着してきたり、ずっとビニール袋をガサガサしていたり…そっちが気になってしまって集中できないことが多々あるので、そういったものが気にならない座席配置は素晴らしかったです。
以前自分の真ん前にアフロが座った時は途中から諦めて寝てたな…。
今回も、ものすごくひとりごとを言っていたり終始身動ぎしている観客はいたんですが、真横や真正面じゃなければ「おっ、楽しんでるな」くらいの気持ちでスルーできたので安らかなままだった。
もう毎回これにしてくれないかしら。
値上がりしてもいいので。
映画は先にファイブスター物語が上映されました。
ファイブスターは、実家にいた頃、兄が持っていたので細切れに読んだ気がするんですが、私が頭の悪い子供すぎて何ひとつ理解できず…十年くらい前に自分でもコミックスを出ている分をまとめて買ってはみたものの、どうしても三、四巻より先に進めず(登場人物や設定が覚えきれないので、何度も一巻から読み直しては挫折するという須磨返り、いや桐壺返りを繰り返している)、把握していることといえば「ソープ様とアマテラスは同じ人」ということくらいです。
そんな有様の私ですが、fssの映画もゴティックメード同様大変に楽しかったです。
全体的にも部分的にも「好き!」とか「すごいなあ」となったところは多々あるのに、一番感心したのが「悪い人の体がマツコ・デラックスにそっくりだ…」でした。
おなか周りの肉とかその動きとかが、あまりに緻密で…こういう体型の人をいっぱいデッサンしないとこれは書けないのでは…? と感銘を受けた。
あと表情の動きが細かくですね、何枚使ってんだこのおっさんの顔に、とやはり心打たれた。
何年かかって作ったんだろう、ゴティックメードもこの映画も。
お話については、下手に三、四巻くらい読んでいたり、同居人に掻い摘まんで説明してもらっているおかげで、「あれ…は誰だ、覚えがあるぞ…実は何の人だっけ…」と余分なことを考えてしまうので、もういっそ何も情報がなく観た方がより楽しめた気がしないでもない。
映画の筋立てとしては混乱するところは特にないんだけど、バックボーンが壮大であることがひしひし伝わってくるので、自分が一万分の一くらいしか読み取れてない気持ちになるんだよな。実際そうなんだろうしな。
同行した友達からは「諦めて原作を履修してください」と言われた。
そろそろまた頭から読み返すか…。
設定とか人間関係とか気にせずにとりあえず読めと言われたので、そういうものらしい。
ゴティックメードは三回目です。
毎回同じところで身悶えます。
ベリン様の悪い顔とか、トリハロンのすべてとか、二人のやり取りとか、いろんなもののデザインとか、動きとか、ゴティックメードの起動音とか…カイゼリンのお顔が見えるところとか…。
どこが好きかと言ったら毎秒ごとに割とすべてが好きで説明しきれん。
トリハロンは理想の主を煮詰めたような存在です(私にとって)。
一番好きな台詞は「サンキュー、ラブ」です。いろいろなものがぎゅっと詰まっている。
一番好きなシーンはトリハロンにぶん投げられるラブのとこです。
あとトリハロンが地面に針みたいのを置いて敵が近づいてるのをたしかめるとこと、ボットバルトさんに自分のGTMを何百メートル先に射出しろって命令するところ、ウォーキャスターの凄い動きでシュッシュと砂地を走っていくとこもたまらん。しかしすごい頭の悪そうな説明文だな。
種を蒔くベリン様の動きとお歌も好き…また当分数え歌が頭から離れぬのだ…。
来年も上映会やるならまた行くと思います。
今回はちゃんとした? 映画館だったので、音もすごくよくて、細かいところまですごく楽しめました。起動音もそうだけど、足音とか杖を突いた時の響きとか、そういうところにぶち上がる。
fssの世界のことを何ひとつわかっていないのにここまで楽しめるのが怖い。どういう作品なんだよ。途中出てきた敵っぽい人の正体とか目的とかもうさっぱりなんですが、台詞聞いてるとわくわくするんだよね…何なんだろうね…。
まんがの方ではいまトリハロン関連のいろいろが大変だと教えてもらって、その辺り見たさに頑張って読み進められるような気がしてきた。