自分で作ってAmazonで売ってる電子書籍が結構読まれていてありがたい
先月リリースしたRepriseですが、ずいぶん前に先行してKindleで販売を始めたpoeta2冊含めて、思った以上にたくさん読んでいただいているようでありがとうございます。
紹介記事はそれぞれこちら
Kindle Unlimitedに登録してみたら、そっちの方で思ったのの何倍も読まれていた。
5年前にKDP始めた時、Kindle Unlimited(会員制の有料読み放題)のサービスがまだ存在しなくて、何年か後に始まった時は「Amazonが勝手に無料で本を配り始めた! KDPやってる人はすぐに解約しろ!」みたいなのが回ってきて、ようわからんまま解除してしまったんですが、時が経ってみれば別に著者にとって悪いサービスというわけでもなく(場合によるだろうけど)、今回は既刊2冊も改めて読み放題に登録しておきました。
そしたらむしろ、新刊よりも既刊の方が読まれているね。そういうもんか。
本の代金を払って買ってもらう方は、新刊の方が販売数多いです。微々たるものですが。
売り上げ冊数聞いたら腰抜かすと思います。
買ってくれた人本当にどうもありがとうございます。
正直自力での電子化、しかもKindleのみの販売だと、売り上げの点では普通に紙の同人誌作って即売会で頒布した方がよっぽど手に取ってもらえるレベルですが、この先どんどん電書が馴染んでくるだろうし、昔すぎる本は結局イベントで売っても大して見てもらえないので、やっぱり古い本はどんどん電子化していこうって改めて思いました。
Kindleだと商業誌も個人出版も買う場所は一緒なので、リリース直後は商業誌と並んでpoetaのシリーズがランキングに入っててちょっと嬉しかったよ。
私は書きたいBLのうち、一部が若干特殊で、商業誌だとプロットを出す以前で断られてしまうことが多いかったんだけど(今はもう諦めて編集さんに相談することもない…)、そういうのはどんどん電書でやっていきたい。
体調不良で執筆ペースを落として、戻ってきたら書ける場所が半分くらい減っていたので割と愕然として、ふて寝ばかりしていたんですが、久々に電書作って急に気力が湧いてきた。
といってもありがたいことに一部の特殊な設定を除いては、書きたいものを書かせてもらえる場所が残っているので、いただいたお仕事をしっかりこなしつつ、合間合間に作業できたらなあ。
と思った矢先に風邪を引いてまったくままならない生活に戻ってしまったのが痛すぎますが。
いい加減に咳が止まってほしい。
電書から話が逸れたよ。
poetaでKDPをやってみた五年前からずいぶんKindleの仕組みも変わっていて、正直かなり登録する側にはらくちんな感じになりましたね。
あんなにあんなに苦労した、アメリカで税を納めなくても済むようにする手続きがなくなったこと、振込に対応している銀行口座が増えたことがとてつもなく大きい。
2014年辺りだと、アメリカへの納税を免除してもらうために、なぜかアメリカにFAXを送って、郵送で返事が来るのを月単位で待たないといけなかったんですよ。
しかもなかなかFAX送信がうまくいかず、私も含めみんな苦労していた記憶…。
今はそんな面倒なことをする必要はなく、WEB上ですべて終わる。らしい。
銀行も、わざわざ口座を開いたような記憶があるんですが、今は普段使ってる銀行で手数料なく受け取れるようになった。すばらしい。
ちょっと興味があるけど難しそうだから二の足を踏んでる、って人も、思い切って手を出してみたら簡単かもしれんよ。
何年か前は、登録までの手引き的なものをブログに書こうと思っていたんだけど、そうこうしているうちにそんなもんが必要ないくらい簡単になった。いいことです。
電書自体のデータを作るのと、Kindleにアップロードしたり情報を登録するの自体は、当時から楽ちんでした。
「読みやすいデータ」を作るために、そこそこ文字組などを苦労した気もするんですが、画像と違って読む側が好きに文字サイズとか行数を変えられるから、あんまり深く考えずにすむ。
五年前は(多分今も?)電子書籍用のデータ形式にするのが大変、ってブログ記事なんかをよく見かけたんですが、私は一太郎を使っているのでデータ変換は滅茶苦茶簡単でしたよ。
私は親の代からの一太郎使いなので、ランク優待と継続優待とポイント使って何千円かで買えてしまうんですが、新規で買うとまあまあの値段なんだろうか。
でもこれからたくさんPC使って電子書籍で小説出すぞ! って方は絶対持っておいて損はない一太郎です。
(スマホとかタブレットだけで全部作るぞ、って人はそれはそれで別のソフトじゃないと駄目だろうけど)
Kindle用じゃなくて、BOOTHで販売してるPDFのデータも全部一太郎で作っているよ。
最近はデータ造りや表紙造りなどを担ってくれる業者さんがいるっぽくて、そういうところに頼めばKindleだけじゃなくてたくさんの配信サイトに登録してもらえて、多分そういうふうにしていくべきなんだろうけど、まあできるところまでは自分一人でやっていけたらなあと思ってます。
イラストは人様の手をお借りしていますが。式部さん本当にありがとう。
いろいろがんばろ。