先月くらいに買った本備忘録
Twitterで1話が流れてきて、気になったので買ってみた本。
“「やり直そう」と思って入った高校は、(ほぼ)女子校なのでありました。”
『戯けてルネサンス』 pic.twitter.com/Lu9bztu6Ws— 山本中学 (@yamamotochugaku) February 6, 2019
ここに貼るために作者さんのアカウント今見たら、「最終回」とあった…終わったのか…。
こういう主人公が新しい人間関係を築いたり、新しい世界を知ってどんどん変わっていく漫画が大好きです。
スポーツものだと鉄板ですよね。ぱっと浮かぶ有名所でおお振りとかボールルームとかDAYSとか。
スポーツ以外だと、メタモルフォーゼの縁側とかブスに花束をとか。
本当に大好きで読むのが楽しいんだけど、最近そういう主人公に対するひどい言葉が同時に目に入ってきて若干しんどい。
三橋の時にとにかくひでぇなと思ったのを覚えてるので、最近っていってももう十年くらいずっとそうなんだろうけど。
「こういうキャラクターなら汚い言葉をぶつけていい」って思ってる人間が確実にたくさんいる、という現実が非常に辛く、その分リアルを感じてよけいに楽しめるようでもあり、単純にストレスになるようでもあり…。
今回も楽しく読みつつ、頭のすみっこで「またこういうキャラクターを滅茶苦茶に叩く人がいっぱい出てくるんだろうなあ」と思ってしまって、そういういらない考えを頭に浮かべず読む技を体得したい。心から。
「好きなものを共有したい」と思ってしまうので、他の人のレビューを見てしまうので、それをやめようとは思ってるんですが。
でも他人のレビューが一切目に入ってこなかったら、この漫画とも出会えなかったわけで、なかなか難しい。
いちいち二次元のキャラクターに対してヘイトをぶつけなければ気が済まないタイプの人間が嫌だなあ、と思い続けながら読むしかないもんだろうか。
っていうわたしの文章を見て「こういうことをいちいちブログに書く人はやだなあ」って思う人もいるわけだし、誰かが何かを言うことは止められないにしろ、うまいこと避けるかうまいこと気にせずにすむ方法をみつける修行をがんばります。
というようなめんどくせぇ人間が読むととても楽しい漫画でした。
終わった…お疲れ様でした…。
ものすごく寂しいですね、ものすごくハッピーな終わり方だったんだけど、「楽しかったひとつの時代が終わってしまった」という寂寥感がすさまじく、もうページ開いた瞬間から泣き続けていた自分が気持ち悪い。
でも10巻超えの漫画として、とてつもなく理想的な終わり方だったなあと思います。
いつまでも読んでいたかったけれども、でも過不足なく、物足りないというわけではなく、余計なものもひとつもなく、だからこそ終わってしまったなあとずっしりくる…。
いいものを読んだなあ。
これも本当に美しい終わり方、美しいジュヴナイルだったなあと。
ジャンプ+で課金して最後まで読んでいたんですが、たびたび読み返すのでhontoで全部そろえた。
アニメ化とても嬉しいです、絶対アニメ化に向いていると誰もが思っていたであろう。
どうしても納得いかない設定もありつつ、でもジュヴナイルとしては本当にすばらしくて、細かいこたぁいいんだよとすっきり読み終えられる。
アニメ楽しみすぎる。
図らずも完結した漫画3連発みたいになってしまった。
でも終わりが見られるのは本当に幸せなことだなと思います。