ねこ、エリザベスウェアを着る
いや本当にこの写真いいですね。自猫自賛。
謎のバカンス感🌴 pic.twitter.com/Qx6HSaa1EH
— 渡海奈穂|4/19電書BL新刊 (@eleki) August 26, 2018
予想より早く発情期がきてしまって、元々生後半年を過ぎるであろう8月末から9月の間に避妊手術をしましょうという話ではあったんですが、先週二匹とも急遽手術になりました。
一匹ずつの手術になるって言われてたんだけど、同じ日にいっぺんにしてもらえることになった。
片方が典型的な発情で、大きな声で鳴いたり、辛そうに動き回っていたんですが、もう片方もあまり表には出ないけど静かに時期を迎えていたらしく、「二匹とも子宮が20倍くらいになっていたよ」と獣医さんに言われました。「そうすると手術の仕方が変わるから、値段も変わるよ」とも…そ、そうか!
本当はやっぱり最初の発情期を迎える前に手術をしたかったんですが(乳腺腫のリスクが減ると聞くし、一度発情期を迎えてしまうと避妊しても発情して、ストレスが溜まってしまうというのも聞くので)、まあ来てしまったものは仕方なし。
当日朝に獣医さんにあずけてから、翌日夕方引き取りに行くまで、もう気が気でなかった。
避妊手術は獣医さん的に慣れたもんだと思うんですが、私は病的にネガティブなので大変でした。
実際大変なのは猫たちと獣医さんなわけですが。
我ながらよくもまあと感心するほど嫌な事例ばかり頭に浮かんでは、考えると悪いことを引き寄せるぞ、あっこの考え自体がすでにフラグ…! みたいに忙しく一晩過ごし、翌日、人間と引き離されて落ち込んだり怒ったりしている猫と対面。
宥めつつ、準備しておいたエリザベスウェアを着せる。
いやあ便利なグッズがあるもんだ。
二匹いるので、エリザベスカラーをつけてもお互いなめ合ってしまって意味がないから、ケージに入れるかどうかちょっと悩みました。
多分ちゃんとケージに慣れさせて、こういう時は隔離して休ませてあげた方がいいんだろうなあと、家に戻って興奮して暴れ回っている二匹を見て思う…。
でもまあ服を着せてすむなら、それはそれでよし。
本当に便利ですエリザベスウェア。
最初は自分たちで作るつもりだったけど、商品としてもうあるのでは? と思って調べたらあっさりあった。
ケイティの時は獣医さんの手作りウェアだったらしい。
これはこれでかわいい。
ピンクもあったんですが取り寄せに時間がかかるらしいので、黄色を二枚。
このピンクがいまいち気に喰わなかったので、結果として黄色でよかったです。
犬は水色があるので、猫も水色あったらよかったのにな。
かっ、かわいい。
ところで「エリザベスカラー」って
エリザベス一世がつけてた襞襟から来てると思うんですが
By Attributed to ウィリアム・シーガー – http://www.artfund.org/what-to-see/exhibitions/2013/10/10/elizabeth-i-and-her-people, パブリック・ドメイン, Link
もう「エリザベス」関係ないけどエリザベスウェアって言うんだな。わかりやすくていいなと思いました。
あとかわいい。
かわいいな~~~~。
術前にサイズを測って注文したんですが、大きさというよりは形の問題であっちこっち引き攣れてしまって、着せた当初は小サビたちが揃ってコロンコロン転がりまくっていた…。
販売サイトに「慣れない間はコロンと転がってしまうことがある」と書いてはいたんですが、もはや転がることしかできない有様だったので、仕方なく買ったばかりの服にあちこち鋏で切れ目を入れました。
急いでもうワンサイズ上のを注文して、デイジーはそれでぴったりだったんだけど、さくらの方がやっぱりどうも形が合わず、結局ワンサイズ小さいやつに切れ目を入れたまま使っている。
それで微妙に世紀末感が出ているわけです。
デイジーは着せてから連れ帰る間、キャリーの中で暴れまくってたけど、きつかったんだろうなあ。すまなかった。
今はさして文句もない様子で着ています。
でもまあ毛繕いの時は布がそれなりに気になるだろうから、早く脱がせてあげたい。
手術をしたのだから、さすがにしばらくは二匹とも大人しくしているだろう、と思っていたんですが、特にさくらがいつもどおり活発に動き回っている。
あまりに激しい。
痛くないの!?
デイジーはいつもよりだいぶ大人しく、いつも以上に人間に甘えてくる感じですが、やっぱり予想より元気に動き回りすぎて、お腹の傷が開きはしないかと常に心配です…。
手術翌日から普通にキャットタワーに乗るしカーテンレールに乗るし走り回る。
動物だからこんなもんだろうか。
しかしさくらは保護主さんから引き取る時に「元気ない子」って呼ばれていたのが本当に夢のようです。
滅茶苦茶元気で嬉しいけど、こういう時はもうちょっと体力温存させて丸くなって寝ていてもいいんじゃないかな!?
猫は痛いのを隠す生き物だそうですが、隠しているというレベルではなく動き回っている。
骨折していた時もまったく痛くなさそうだったと聞いたので、さくらは痛みに鈍い…いや強いのだろうか。
痛み止めをもらったので、痛いこと前提だと思うんですけどね。
その痛み止めを、抗生剤ともども、ちゅ~るに混ぜて与えています。
我が家の方針で、ちゅ~るなどのおやつをあげるのは弱っている時だけと決めてあるんですが、あまりに喜ぶので、薬が終わってから我慢できるのか不安になってきた。
ちゅ~るを夢中で舐める様がかわいすぎる。
人間がちゅ~るを与えずに我慢していられるのかという心配ですよ。
ともあれ小サビ姉妹は元気そうです。
あと一週間もすれば抜糸できるので、早く時が過ぎゆきますように。
それにしてもエリザベスウェアを着ている姿はかわいい。
着てなくてもかわいいですが、着ていてもかわいい。
パーフェクトすぎて辛い。猫を飼うって大変だな…。