時をかけた…
気づいたら1/5というのはきっとわたしは時をかけてしまったに違いない。
こないだアニマックスで時をかける少女やってたので見たんですが、あらまあ千昭。噂には聞いていたけど千昭。こらたまらん。
タイムリープものが苦手なので避けていたんですが、どっちかっていうと青春ものらしいというのを耳にして思いきって見てみた。やっぱり苦手な部分はすごく苦手で困ったけど、とにかく千昭がよいものだったのでそこだけすごく満足です。
タイムリープものの何が苦手って、過去の上書き設定です。結局(タイムリープものじゃないけど)宇宙魚顛末記で言うところの「お魚に食べられちゃったもうひとつの地球さん」は「助かった地球さん」の他にもできてしまうわけで、そっちの人たちのことを考えるのが辛いんだよな〜。
宇宙魚顛末記の入った本↑
嫌いなんじゃなくて、考え込んでしまうので苦手なのです。
その点アニメの時かけはタイムパラドックスに関する扱いがものすごく軽かったので気楽に見れた…ということは全然なく、よけいにいろいろ考えさせられてしまった。重く扱うよりもむしろという感じ。
状況や能力に関しての説明がないのは意図的だと思うので、考えてしまうのは制作者側にとってはしてやったりなんだろうなあとか。
一番腑に落ちないラストの展開(マコトの記憶云々)に関しても、タイムリープの条件とか未来の状況が一切語られていないので、見る人によってどうとでも受け止められるし、あるいは別に考えなくてもいい感じなのがちょっとすごいなと思った。斬新なSFアニメでした。これまじめなタイムリープものだったら全然話題になんなかっただろうなあ。作ってる側はものすごくいろんなことを考えて、おもしろいとこに着地したんだろなと思います。総じて好きな映画です。マコトの性格は全然好みじゃないんだけど、こういう子が主人公じゃないとこの話は成り立たなかったんだろうなというのがわかるので否定できぬ。
うまくいえないけどこの映画は「これがベスト」だな、すごいな、って思った。
すごく頭の悪そうな感想だな。
学園ジュヴナイルばんざーいです。ばんざーい。