その後のコインの冒険
隣の駅近くにりそな銀行があるので、手持ちの口座を解約しようと、気分転換がてらにてくてく歩いて向かう。
ほんで案内所で解約の仕方聞いて、用紙もらって記入してたら、銀行の人がきて「すみませんが埼玉りそなの解約は、うちではできないようです」と言われ、
何と、埼玉りそな銀行とりそな銀行は違う銀行でござったか!
世の中知らないことばっかりです。
埼玉りそなの口座は、どうもキャッシュカードがみつからないので(どうなのよ…)、1000円単位にしてATMで下ろすというあれができない。
残高は700円くらいだったので、銀行の人が通帳を覗き込んで「そのくらいの残高だったら放っておいたらいかがですか?」と言うのでびっくりした。
ああびっくりしたびっくりした。
まあたしかにそうするしかないんですが。まさか銀行の人に放っておけと面と向かって言われると思わなかったのでびっくりした。何という正直な!
すべてにおいて腰の重いわたしにしてはいろいろがんばりました。がんばった割に何も状況が変わってない率の方が高いですが。
ひとり暮らしを始めてもうかれこれ5年くらいにはなる気がするんですが、自分の持ってるお金の管理をしてないのでサッパリわからないことが多すぎです。
カードとか公共料金とか明細見ないしいくら引き落とされてるか(というかいくら使ってるのか)わかんなかったんですが、調べてみたらコツコツしょうもないものに使っているので、ちょっと整理しようと思ったりもします。クレカ何枚持ってんのわたし。
何で最近こんないろいろちゃんとしようかと思ったかと言えば、
こんなもんを買ったからですな。
新しいソフトを使ったり、マニュアルを見るのが好きなので、いじってるうちにこう、調べなきゃいけないことが多いことに気づいた。
わたしはこれまでも自分で確定申告をしていたのに、自分がいくら稼いでいくら使ってるかよくわかっていなかったのでした。今もよくわかってないが。
小説の仕事で稼いでる分より使ってる分の方が多いことは知ってる。
もうそろそろいい大人なので、いやもうとっくなんですが、多少はこう、自分の生活の管理くらいはきちんとしたいなとか。思ったりすぐ忘れたり。
今さら、生きていくにはお金がかかるのだなあとか、気づいたりしております。
気づくの遅すぎなんじゃね?
自分が年金手帳というものを持っていないことに気づいたのも最近でした。あと自分の名前間違って登録されてたことにもな! 社会保険庁で問い合わせたら「あんた年金払ってないよ」と言われてびっくりした。ああびっくりした。ワタルミナホさんは払ってないけどトカイナオさんは払ってた、みたいな感じです。
あとわたし自分の本の部数とか原稿料とかちゃんと知らない。知ると落ち込むだろうからこれは知らなくていい気もする。
関係ないけど10年この仕事やっててもノベルズとか文庫の文字組とかページ数が覚えられない。大体どこの会社も一緒な気がするんですが。
毎回毎回、自分の本を引っ張り出して、一行何文字か、一ページ何行か数えてます。
ああ要するに、数字がダメなんだな。数字が頭に入ってこないし理解できないからダメなんだな。
英語も読めなくてダメなんですけど。sunshineをサンシネって読んだのも最近のことです。サンシネクリエイション!
石橋凌と石橋保も間違えるしな。
すべてにおいていいことないな。
もう何の話かわかんなくなってきたしな。
多分死ぬまで埼玉りそなの口座には700円くらいが残ってるんじゃないかと思います。