電波飛ぶ
小説を書く時に、段落と段落の間に四角いマークを入れます。「◇◇◇」こういうの。
デビューノベルズでは、ゲラの時は残ってたのに本になったら削られていたので、ない方がいいのかもしれない。未だにわからない。
マークを入れるのは新井素子さんの影響で、新井さんは☆だから、わたしは◇にしよう…と小学生の頃に思ってからずっと使ってます(最初は*マークだったかも)。
そしたら担当さんに、「あれは必要なんですか?」と訊かれる夢を見た。夢で、わたしはいっしょけんめい「新井さんが…」という説明をしていた。
その日の夕方に(現実で)担当さんから電話がきて、「◇のことなんですが、あれは何かこだわりがあるんですか?」と急に訊かれたのでびっくりした。やっぱない方がいいのかなと思ってちょっとびくびくしたんですが、全体のデザインに合わせて少し形を変えるのはどうですかというお話でした。
そんなマークのことになんて意識を向けたの、そのデビュー本以来だから十年ぶりで、どんな偶然かとびっくりした。もしかしたら担当さんがそのこと考えてた電波が飛んで来たのかしらと思ったんですが、こんなこと言ったら日常から何かを受信してそうな人だと思われそうなので自重していたら、担当さんが「わたしの電波かもしれませんね」と言っていたのでやっぱり電波だったのかもしれません。
この手の電波はよく近所の人たちと飛ばしあってます。何か気になることを考えてると、別にそのことを話した訳じゃないのに、他の人が急にその話題を持ってきたり。
虫の知らせとは違うか。やっぱり電波だな。
最近仲間内で出てくる比率が高くなってきたのが「まったく同じこと言おうとしてたんだけど」という前置詞です。今日も二回くらい言った。
みなさんも電波飛ばしてますか。