東宝「マリー・アントワネット」

先月でしたが、これ観に行った。

マリー・アントワネット

サイトはいきなり音が出るので注意。

【スタッフ】
脚本・歌詞/ミヒャエル・クンツェ
音楽/シルヴェスター・リーヴァイ
演出/栗山民也

【主要キャスト】
マリー・アントワネット/涼風真世
マルグリット・アルノー/新妻聖子
アニエス・デュシャン/土居裕子
アクセル・フェルセン/井上芳雄
ルイ16世/石川禅
ボーマルシェ/山路和弘
オルレアン公/郄嶋政宏
カリオストロ/山口祐一郎

大してネタバレしてませんが、これから行く人のために一応伏せ。

ATTENTION

※以下ネタバレがありますのでご注意ください※

やっぱりクンツェはオタクだったんですねという話。
おもしろかったけど、おもしろかったけど、わたしは山口さん目当てで行ったんだけど、どう考えても、

カリオストロがいらない

オルレアン公もいらない…ダンス・オブ・ヴァンパイアの時すら伯爵がいらないと思ってたのに、またいらない伯爵役だよ山口さん…。
話の筋自体はおもしろかったのに、無意味に錬金術師とか出てきて、しかもそれがまったく話に絡んでなくて何だかなあ…普通にマリアンの話でよかった気がするんですが。
フェルセンがマルグリッドに絡むと思ったら全然だったし。

エリザベートは閣下がいてこその話だったけど、同じ実際の歴史に色づけするんであっても、今回まるで必然性がないのでガッカリしました。
でもさすが、涼風はうまいなあ…!
あと新妻さん、初めて見て、最初ちょっと声に品がないなあ…と思って苦手感があったんだけど、どうやら役に合わせて歌ってたみたいで(そりゃそうだ!)後半にいくにつれてどんどん盛り上がってきてすごかった。甘くみてました。
革命の辺り、オルレアン公とのやりとりでちょっと泣きそうになった。
役柄があんまり好きじゃないな〜と思ってたんだけど、話が進むにつれどんどん好きになっていったよマルグリッド…この辺すごい(役者さんも脚本も演出も)うまくて感動しました。
マリーとマルグリッド、あとアニエスはすごくよかったのに、どーも男性陣が凡庸だったなあ…。

あ、いや、石川さん以外は!
石川さんはすごかったなあ、エリザであんなに格好いいフランツをやってたのに今度はこれだよ。愛されるアホの子だよ。
それでもマリーへの愛の切なさが伝わってくるあたりほんとすごい。

しかしどう考えてもカリオストロがいらない…。
今月もう一回見てきますが、やっぱりカリオストロはいらないんだろうなあ。別に「裏で操ってたのはオルレアン公でした」でいいんじゃないか。その方がスッキリするわい。カリオストロが何かしでかしてくれるかと思ったら結局何もねー。
肩すかし喰らった感が強くて、おもしろかったのに、「あれー?」って気持ちの方が大きくなって残念。
ほんと、カリオストロって何のためにいたんだろう。
ちょっともう一回行ってたしかめてきます。

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Posted by eleki