雨だなあ

コミックマーケットの代表であった、米澤嘉博さんのお通夜に行ってまいりました。
面識はありませんでしたが、たくさんのコミケ参加者と同じように、米澤さんの訃報が残念であり悲しくて仕方ありません。
 
コミケがなかったら自分はどうなっていたかな、と考えると怖いです。田舎の、運動することしか脳のないアホの子だった自分が、それでもときどき襲われていた、ひとりであることに対する恐怖とか、ものすごい寂しさとか、埋まらない何かへの焦燥感を埋めてくれたのは創作活動であり、その発表の場を与えてくれたのがコミケでした。
コミケでいろんな作品と出会い、いろんな人と出会い、自分もたくさんの本を出して、またいろんな人が手にとってくれて、嬉しくて、その繰り返しで生きてきました。
あの場がなければ出会えない作品も人もたくさんあって、それが今の自分の手許になかったらと想像するだけで途方に暮れる。
その一時代を築いてまとめてくれた米澤さんが、こんなにも若くしてご逝去されたことが、本当に残念です。
コミケの一参加者として、これまで全参加者が培ってきたものを守ったり、もっといい方に行くように考えたり、そういうふうに活動を広げていけたらいいなと思います。
斎場に、岩田さんと米澤さんが並んでて、「イベント開催中」って描いてある絵があった(Dr.モローさんの)。きっと向こうでもコミケが待ってる。悲しいけど、ちょっと安心です。
 
わたしはきっと死ぬまで同人活動をしているであろう。生涯現役を目指します。日本に生まれて本当によかったなあ。

諸事情あってこのサイトの小説の半分くらい下ろしていたんですが、元に戻しました。ちょっとの弊害よりも、なるべくたくさんの人に読んでもらえる方を選んでおこうと改めて思いました。
よかったら、お暇な時にでも読んでやってください。
 
ということで拍手も戻しました。何か繋がってるなーという実感が欲しいみたい。急に寂しくなってしまったよ。秋だしな。

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Posted by eleki