【雑誌掲載】「恋した王子に義母上と呼ばれています・後篇」新書館小説ディアプラス ハル号
アヴェルス王子が好き――
けれど彼は義理の息子で、自分は王の世継ぎを生まなくては命が危ない身。
叶うはずのない恋に心を揺らす恵那だが…?
恵那には強い魔力があったらしく、王の世継ぎを産むための妃に選ばれたのだ。
脱出は出来そうもなく、渋々エナ王妃として王国に留まることに。 実は他人の感情が見える恵那だったが、王の第一王子アヴエルスの心だけは見えなかった。彼には一切の魔力がなかったのだ。
そのため王のではないとの噂もある彼を最初は苦手に思う恵那だが、不器用ながら優しい気遣いを見せるアヴェルスに次第に心を許していく。
庭園での彼との逢瀬は、男の身で子を宿すために術をかけられ、毎夜いつ王に手を出されるか恐々とする恵那のささやかな慰めだった。
そして王の外遊中、遠乗りに出かけた先で、恵那はアヴェルスへの恋を自覚する。
(ハル号の前回のあらすじより)
「恋した王子に義母上と呼ばれています」後篇です。
前篇は、人の感情が視覚的にわかることで元の世界でも親しい人は勿論恋人も作れずにいた恵那が、異世界に「王の子供を産むために」召喚されてしまうところから始まります。
雑誌コメントにも書きましたが、アヴェルスは多分私にしては珍しい攻めじゃないですかね、格好よくないですか!? もちゃろ先生のイラストパワーですかね(それはそう)。書いてて滅茶苦茶楽しかったです。
恵那はまあ私が書くらしい受けな気がしますが割ととても素直なので、こちらも書いてておもしろかったです。天然vs天然みたいな感じ。
あとリュジスは後半ずっと一人で滅茶苦茶楽しくてニヤニヤしていたんだろうなと思います。
私もこの先のことをいろいろ考えては一人でニヤニヤしています。 異世界ファンタジーやっぱりすごく楽しいので今回書けて嬉しかったです、また機会があったら書きたいな~。
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