徳間書店キャラ文庫「狼は闇夜に潜む」【BL】
2018年5月発売の「小説キャラ」に掲載された表題作に、書き下ろしを加えて文庫になりました。
イラストは雑誌に引き続きマミタさんです。
あんたを人狼の餌になんかさせない
死んでも俺が守り抜いてやる──!!人に擬態し、闇に紛れて人間を喰らう人狼が街に潜んでいる!?
衝撃の事実を広瀬(ひろせ)に告げたのは、季節外れの転校生・九住(くずみ)。人狼狩りを生業とする九住が、瀕死の重傷を負い広瀬に助けを求めてきたのだ。
驚く広瀬が傷口に触れたとたん、瞬時に傷が塞がっていく――。「こんなに早く怪我が治るなんて、俺達はきっと相性がいい」。
高揚する九住は、俺の相棒になってくれと契約を持ち掛けてきて!?
広瀬には、忘れられない男がいた――その男は、高校生の頃に突然やってきた転校生・九住。
彼は、人に化けて世間に紛れ人間を襲う、人狼という化け物を退治する【人狼狩り】一族のエリートだった!!
しかも広瀬は、彼の体の傷を癒す力を持っているらしい!?
その日から、九住が戦いで傷を負うたび治癒していたが、ある日「明日また来る」と言ったまま九住は姿を消してしまう。
あれから10年――母校の高校教師となった広瀬は、街で九住と再会して!?
というような感じで、「人狼狩り」の青年・九住と、彼を待ち続ける高校時代の同級生・広瀬のお話です。
広瀬は突然姿を消して何の手懸かりもない九住を待つために母校の教師にまでなった一途ぶり。
また伝奇ものっぽい感じのものを書かせていただきましたが、おおむねハッピーラブです。
書店さん等で見かけましたらよろしくお願いいたします。
マミタさんのイラストがめちゃくちゃ素敵です。